僕の奥さん…?
私はその言葉に大きく頷いた。
ごめんなさい。
僕、大切なこと何も覚えてないや。しかも、忘れちゃいけない人まで忘れて…。あなたさんが奥さんってまた新しい前の僕の記憶を教えてくれたのに。
はじめは、目線を下に下げる。
今のはじめからすれば、私はそう。
赤の他人。
ただの赤の他人にいきなり、
"思い出して。あなたの妻です"
なんて言われても…だよね。
はは。
あなた…?
ははは。
おい、あなた…?
いや、あなたは私の奥さんなんかじゃないですよ…
あなた…さn…
『はじめさん?』
はじめの記憶の中に私はいない。
初期化されてるはじめの中に、私は必要とされていない。
そう言われてる気がした。
おい?!あなた?!
僕の奥さんじゃないんですか?
いや、はじm…
冗談に決まってるじゃないですか?
今を貫き通す。
絶対に過去から始めたりしない。
過去に戻らない。
だから今を。
今を笑顔で。
偽物の笑顔で貫き通すんだ。
なぁんだぁ〜
やめてよ、シルクくn…
いい加減にしろ。
え?
なんでよ。
なんでシルクが怒ってr…
いい加減にしろよ。
そう言うシルクの顔は怒ってる訳もない。
今にも泣きそうな。
今までに見たことない顔をしてる。
どうしたの?シルk…
俺がどんな気持ちで2人を見てきたと思ってるんだよ?
はじめの記憶がないから。
私とはじめの関係もリセット。
当たり前でしょ?ねぇ?
『はじめさん?』
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