第27話

私の執事品評会1
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2020/05/12 08:24





私たち執事をもつ者には

年に一度、自分の執事を世の人々に

紹介することを義務付けられている。




一般的には”執事品評会”と呼ばれていて

主催しているのは執事養成所。




毎年都内のホテルを貸し切りにして

盛大に行われるパーティーだけど、


その主な目的としては

優秀な執事たちを紹介することによって

まだ執事を持っていないお嬢様やお坊ちゃまに

養成所にオファーをさせること。






私や駿くんや流星は

自分の執事と契約するのと同時に、

養成所からのこの義務を誓約書で誓わされている。




まぁ要するに養成所の未来に

貢献して下さいね、ってこと。








別にいいんだけどさぁ、

ひとつだけどうしても納得いかないのよ








『なーんであんたが最高ランクかね?』

恭平「俺に聞くなよ」







執事たちには

みんなそれぞれのランクがあって、上から


♠(スペード)

★★★(トリプル)

★★(ダブル)

★(シングル)


って位置付けられてる。





で、何故か私の執事は最高ランクの♠


これが私にはどーーーーにも納得いかない







恭平「別にランクなんか興味ねぇよ。
やることやってるだけだし」

『今度の品評会で大失敗して降格してみれば?』

恭平「お前なぁ…それ主が言うセリフじゃねえから」





品評会のメインイベントは2つあって、

ひとつは養成所にいる見習い執事たちの紹介。


毎年選抜された数名の見習い執事たちが

公の場で紹介される。






そしてもうひとつは、すでに執事として

外で働いてる者たちのランク決定式。


毎年一つのテーマが設けられていて

その出来の良し悪しでランクの昇格と降格が決められる。







『…う!!く、苦しいっ!!』

恭平「…お前太った?」

『ま、まじで…』





今年のテーマは”舞踏会のドレスコード”で

各執事が主人に見合った衣装を作る。




そのために今風磨が私の採寸してるんだけど

ウエストにメジャー回した瞬間

思いっきし締め付けるから息が詰まるし

なんか太ったらしいし最悪極まりない。







恭平「よし、もういいぞ」

『今日から野菜中心のメニューにして』

恭平「…そんな簡単に痩せねーと思うけど」

『いーの!!命令!!』







品評会までに少しでも絞らないと…!!!





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