第35話

私の小さな嘘1
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2020/06/06 23:46






「「「かんぱーい!」」」





今日は我が家で執事品評会のお疲れ様会


ランク決定式の結果はみんな現状維持だったけど、
それぞれの最大限の努力をねぎらった。







長尾「あれ?モモちゃんは?」

『マムとあっちで遊んでるよ』

流星「まむ?」

恭平「この前の白猫」

西村「どうしてマムなの?」

『クリサンセマムのマム』


道枝「菊の花?」

『そう!』





名前の由来は、マムが玄関先に飾ってある

ピンクの菊の前で寝ていることが多いから。





道枝「確か花言葉は”甘い夢”だね」

『あー!!それだ!!
この前思い出せなかったんだよ~』

流星「じゃあマムも甘~い夢見てるのかもね♡」





噂をすればマムを抱えたモモちゃんが

大ちゃんと広間にやって来て、

マムは恭平を見つけるとモモちゃんの腕から

するりと抜けてしまった。





西村「相変わらず恭平くんが好きなんだね笑」

モ「まむ…」

大吾「また後で遊んでもらいな?」

『モモちゃん私のとこおいで♡』

モ「…まむがいい」

流星「あはは!あなたちゃん振られた~笑」

『そんな…モモちゃん…』

恭平「正しい選択」







恭平の膝の上でまるで同意してるかのように

にゃぁと鳴いてるマムを一睨みしてやった。








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