第68話

裏方勤務なので許してください。
マジで、マジで魂抜けると思った。

でもお陰様で無事に入り時間には間に合ったし、不死川先生には凄く感謝してるけど、もう二度と乗りたくないと言うのが本音である。

不死川先生とのツーリングはマジでヤバい。
雪流 あなた
………ケホッ

煙草の吸殻をまとめたゴミ袋を持って店裏手に出し、小さく咳をする。

勝手口から店内に戻り、厨房へ。
バックヤードで一服の休憩をしているお姉さん方に会釈して、私は皿洗いに取り掛かる。





不死川 実弥
不死川 実弥
あ゛!? スナックだァ?!!

これはさっきの先生の台詞。
発進してすぐにバイト先はどこだと問われ、恐る恐る答えたら予想以上のすんげえ勢いでキレられた。
雪流 あなた
裏方勤務!お店には出てないから!!
と慌てて否定するも全く許してもらえず。
不死川 実弥
不死川 実弥
帰る
雪流 あなた
帰るって、え!?それだけはどうかご勘弁を!生活がかかってるんです!!!
不死川 実弥
不死川 実弥
うるっっっせェ! ハイソウデスカって生徒を風俗店に送り込む馬鹿がどこにいんだボケが!!!

必死の思いで一人暮らしをしていることと、少しでも時給の高い夜に働きたかったこと、理事長先生のお知り合いの店で特別に雇ってもらっていることを話して、ようやく先生のバーサーカーモードを解除することが出来たのだった。



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雨沙璃
雨沙璃
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