第13話

10
880
2020/08/22 02:13
あなたside

部屋入るの、、怖いな。
でも、これさえ乗り越えたら後は楽しいこといっぱい、、、、、だから。

ガチャ🚪

「た、ただいま、」

兄「どこ行ってたん」

「公園で本読んでて、、、、、それd」

兄「こんな時間までか?今8時やぞ。」

「お兄、話聞いて」

兄「聞かん、食費渡しに帰って来たら居らんし。そんな奴には食費なんて渡さん、俺お前の分まで働いてんやからな?」

「分かってる、ごめんなさい、それと、ありがとう。」

「でも、お兄こそいつもどこで寝泊まりしてるん」

兄「彼女んとこ」

「彼女、おったんやね」

兄「お前とはいたくないからな、彼女の分まで働くなら別になんとも思わんけど、なんで俺がお前の分まで働かなあかんねん。」

「うん、私これから自分で働くよ」

兄「は?wお前まだ高校生やろ、働けるわけないやろ、なんや体でも売るんけ?」

「ちゃう、実はな今日、ジャニーズにスカウトされてんか、それでジャニーズとして活動することになって、一人暮らし出来る年齢になるまで、同じグループの人の家に住まわせてもらうことになってん。」

兄「ジャニーズって、あのジャニーズか!?」

「うん、」

兄「お前めちゃくちゃ稼げるやん!!俺もう働かんくて良くね?彼女の家にも寝泊まりせんで良くなるやん!」

「え?」

兄「やから、お前働くんやろ?だから、俺は仕事辞めて、ここでまた暮らすんよ、お前が金持ってくるんやろ?だったらまた一緒に住んだるわ」

「ちょっと待ってや、私メンバーの家に住むんやで?」

兄「やめとけ、迷惑やって、それに家族と一緒におる方がええやろ?w」




私の知ってるお兄じゃない、物静かでいつも目だけで訴えるお兄が。
そう言われると、私の中の何かがプツッと切れた。




「確かに迷惑かけるかもしれんけど、私もうあんたのことなんか家族だなんて思ってへんよ。それに、もう一緒におりたない。」

兄「は?っざけんじゃねーよ!!」

「私は幸せになるの!!メンバーのみんなが新しい家族なの!!」

兄「うっせーなぁ!!(殴りかかろうとする」


やばい、殴られる


あれ、身体が動かない、今すぐ部屋から出てみんなに助け求めなきゃ、でも。

「淳太くん!!!!」












プリ小説オーディオドラマ