あなたside
部屋入るの、、怖いな。
でも、これさえ乗り越えたら後は楽しいこといっぱい、、、、、だから。
ガチャ🚪
「た、ただいま、」
兄「どこ行ってたん」
「公園で本読んでて、、、、、それd」
兄「こんな時間までか?今8時やぞ。」
「お兄、話聞いて」
兄「聞かん、食費渡しに帰って来たら居らんし。そんな奴には食費なんて渡さん、俺お前の分まで働いてんやからな?」
「分かってる、ごめんなさい、それと、ありがとう。」
「でも、お兄こそいつもどこで寝泊まりしてるん」
兄「彼女んとこ」
「彼女、おったんやね」
兄「お前とはいたくないからな、彼女の分まで働くなら別になんとも思わんけど、なんで俺がお前の分まで働かなあかんねん。」
「うん、私これから自分で働くよ」
兄「は?wお前まだ高校生やろ、働けるわけないやろ、なんや体でも売るんけ?」
「ちゃう、実はな今日、ジャニーズにスカウトされてんか、それでジャニーズとして活動することになって、一人暮らし出来る年齢になるまで、同じグループの人の家に住まわせてもらうことになってん。」
兄「ジャニーズって、あのジャニーズか!?」
「うん、」
兄「お前めちゃくちゃ稼げるやん!!俺もう働かんくて良くね?彼女の家にも寝泊まりせんで良くなるやん!」
「え?」
兄「やから、お前働くんやろ?だから、俺は仕事辞めて、ここでまた暮らすんよ、お前が金持ってくるんやろ?だったらまた一緒に住んだるわ」
「ちょっと待ってや、私メンバーの家に住むんやで?」
兄「やめとけ、迷惑やって、それに家族と一緒におる方がええやろ?w」
私の知ってるお兄じゃない、物静かでいつも目だけで訴えるお兄が。
そう言われると、私の中の何かがプツッと切れた。
「確かに迷惑かけるかもしれんけど、私もうあんたのことなんか家族だなんて思ってへんよ。それに、もう一緒におりたない。」
兄「は?っざけんじゃねーよ!!」
「私は幸せになるの!!メンバーのみんなが新しい家族なの!!」
兄「うっせーなぁ!!(殴りかかろうとする」
やばい、殴られる
あれ、身体が動かない、今すぐ部屋から出てみんなに助け求めなきゃ、でも。
「淳太くん!!!!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。