淳太side
なんか、、久しぶりにあなたの顔見た気がするわ。
いつもは付けへんようなオレンジに近い赤のリップ付けて。可愛ええな。
あ、俺とオソロのピアス、付けてくれてんねや。
淳「あなたそのピアスよう似合うなぁ」
『ほんま!?私これめちゃめちゃ気に入ってんねん!』
『あ、そう言えばな、この前事務所に忘れ物しちゃってん、取りに言ったら、ラウールくんが私の事待ち伏せしてたらしくてな?』
余程嬉しかってんなぁw
『それで、この間誕生日だったって話耳にしたんでこれ、受け取って下さいってDiorのリップくれてん!』
『見て、可愛い?』
淳「可愛ええよ、男はそれ見たらキスしたくなるやろな?」
『えぇ?それはないやろーw』
『てか、ラウールくんの方が入所とか、デビューも若干早いのに、こんなに慕われててええの?私w』
淳「まぁ、あなた歳上ではあるしな」
『そっかぁ(ニヤニヤ』
淳「なんやw」
『べっつにぃー?ピアス付けてくれてるなー思ってたらにやけ止まらへん』
淳「これ、俺のお気に入りやで?」
『はぁ、かっこいい』
淳「なんて?w」
『いや聞こえてたやろ!アホ淳太!』
淳「あ、あなたが初めて俺の事呼び捨てした!!」
『今のは淳太くんが悪いやろw』
淳「ごめんな、ほら着いたで」
『行こぉ!!』
数時間後
『淳太くんお腹減ってへん?』
淳「あー。減ったわ」
『あそこに売店あるからなんか買ってくるな?』
淳「ええよ、俺買ってくるわ、ここで待っててな」
『ありがと!』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。