第2話

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2019/05/18 08:54
ジョングク
適当に座っててください…
座ったのを確認して冷蔵庫や棚を見てみる。

一人暮らしの男だからカップラーメンしかない……。
ジョングク
…あの、ラーメンでも
ダヒョン
大丈夫です
ポットに水を入れてスイッチを入れる。お湯が沸いたらカップラーメンに注ぐ。

ジョングク
どうぞ
ダヒョン
ありがとうございます…!
3分経ってフタを開けて食べ始める女の子。

袖口から見える細くて白い腕。


すごい勢いで食べ進めて見てるこっちが気持ちいい。
ダヒョン
……美味しかったです。
ありがとうございました!
そう言って空になったカップとお箸を台所へ持っていこうとする女の子。
ジョングク
あっ、大丈夫です。
ありがとうございます
ダヒョン
すみません
カップを受け取り、少し水ですすいでゴミ箱へ捨てる。お箸はそのままに。
ダヒョン
じゃあ、失礼します。
ありがとうございました
女の子は薄着のまま玄関へ向かおうとした。
ジョングク
え、待って!
ダヒョン
ジョングク
どこか行く宛あるんですか?
ダヒョン
ないですけど…
ジョングク
よければここで暮らします…?
なんて馬鹿なことを言ってるんだ。絶対変態だと思われたし断られるに決まって…
ダヒョン
…いいんですか!?
ジョングク
…え?
ダヒョン
ジョングク
あ、全然いいですよ
ダヒョン
ありがとうございます!!!!!
さっきの表情からは想像出来ない笑顔だった。




あ、学校……まぁ、いいや。









この日から俺の毎日が変わった。

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