第151話

目線
1,142
2021/05/11 01:48



謙杜side




あなたちゃんと流星くんが家を出てから
各々仕事へ向かう


今日は休みのメンバーも居って、
僕と大吾くんは休みで、



「ちょっと買い物行きたいねんけど」



そう言った大吾くんに着いて、近くのスーパーへ



「なに買うんですか?」
「いや、のんちゃん来るって言っとったから
タコ焼きでもしよかなって、材料無いしさ」



これと、これと、


ってぶつぶつ呟きながら
カゴの中に材料を入れていく大吾くん




「あ、ごめん
のんちゃんから連絡きたからちょっと持ってくれへん」



そう言って僕にカゴを渡すと
携帯を取り出して、電話をし始めた



「あ、もしもし
なんかあった?」



最初は明るいトーンやったのに
急に、真剣なトーンになって



「朝は覚えとったけど、
帰ってきてから覚えてるかどうかはわからん」


「あ、でもなんか、のんちゃん来るから
買いたいものあるって言うてた気ぃするけど」


「あー、うんわかった
また着いたら連絡して」


「うん、はーい
じゃあまた後で」



しっかりとした話の内容は分からんかったけど
何となくあなたちゃんの病気のことなんかなって思った



「ごめん、行こか」



そう言った大吾くんと目が合うことは無くて
結局、家に着くまで言葉を交わすことは無かった





✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -



ご無沙汰しております。

ちょっと疎かになってまして

もう1回喝を入れて頑張ろうと思いますのでよろしくお願い致します。

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