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第13話

仕事場にご招待...
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2018/11/20 12:22

柚香 「あなた、お昼食べよー」


あなた 「うん!」





あの事件から数日後のお昼。





あなた 「ねえ、柚香って春樹さんとどうなの?」


柚香 「ん?...あのね、デート..する事になったの」


あなた 「嘘?!おめでと!」


柚香 「ふふっ、ありがと」


あなた 「どこ行くの?」


柚香 「有名なカフェ巡りするの、それでその途中にある雑貨屋さんにも入る予定なんだー」


あなた 「いいなぁ!...私も裕乃と、色んな所行きたいなぁ...。」


柚香 「じゃあ、誘わないとね!」


あなた 「...でもきっと素直に言えないよ...」


柚香 「...てかさ、あなたって裕乃くんに告白しないの?」


あなた 「......え?」





柚香と春樹さんのことを話していたのに、いつの間にか話題は裕乃のことに...





柚香 「だってさ、男性を冷めた目で見るあなたがあからさまに裕乃くんのこと好きですって感じなのに...」


あなた 「...いやいやいやいや!言えないでしょ...」


柚香 「なんでよ」


あなた 「だって、裕乃にはもっと沢山の可愛かったり綺麗な人がいるんだよ?...自信なんて持てないよ」


柚香 「...やっぱり芸能人との交際って難しいのかなぁ」


あなた 「今...今はね?想ってるだけで、見れるだけで十分幸せなんだ。」





裕乃の笑顔、真剣な顔、ちょっと不機嫌な顔。
全部全部大好きだよ...





裕乃 「なんの話してるの?」


あなた 「うわあ!!」


柚香 「っ!ちょっとうるさい!」


あなた 「ご、ごめん...てかなんで来たの?」





ひょこっといつの間にか裕乃が来ていた。





裕乃 「あなた達と話したくて来た」


あなた 「あ、あっそ...」


柚香 「もー、照れちゃって!」


裕乃 「可愛いよな、ほんと」


あなた 「...うるさい、ばか」


柚香 「さっきまで、裕乃くんの事話してたんだよ!座って座って!」


裕乃 「お、ありがと。」


あなた 「...あのさ!」


裕乃 「ん?」


あなた 「わ、私!」


裕乃 「うん。」





このとき、私は勢いだと思った。
...誘う。裕乃と一緒にいたいから...





あなた 「裕乃のこと、もっと知りたい!!」


裕乃 「...え」


あなた 「....って、なーんて?」





顔から火がでそうなくらい熱くなる。
...なにを言ってるんだ私は...!!

引いたよなぁ、絶対。

と、思ったとき...意外な答えが...





裕乃 「じゃあ、俺の仕事現場..来る?」


あなた 「え?!」


柚香 「..うそ」

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