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第11話

原因究明への協力
翌日、俺は大先生の営む羅宇屋へ足を運び大先生と共に山神屋敷へ行こうとした
妖華 藍斗 (イト)
…なぁ、大先生。何か空気が重く感じるんやけど…
空井 蒼 (鬱先生)
やっぱイトもか。…これ何なんや?
気分的なものなのか、はたまた別のものなのか、何処か重苦しく感じる町の雰囲気は昨日までとは異なる何かが流れていた
住民
ゲホッ…ゴホッ…
妖華 藍斗 (イト)
あ、おーいおっちゃん!
山神
あぁ、浮世絵の兄ちゃんか…ゲホゲホっ
空井 蒼 (鬱先生)
どないしたん、その咳
住民
実は今朝から体調が悪くてな…単なる風邪だとええんやけど
少し掠れた声でそう話す。医者にでも行ってきたのか、片手には包みが握られていた。
妖華 藍斗 (イト)
風邪の他に何があるん?
住民
いや、疫病みとかじゃないとええなっちゅう事や。兄ちゃん達も気ぃつけてな
空井 蒼 (鬱先生)
おん…
通りかかった昨日の人は、体調が明らかに悪い事が分かる。疫病み、か…もし流行りでもしたら今度こそ山神の…グルッペンのせいにされかねないな
妖華 藍斗 (イト)
…早う行った方がええかもな
俺はそう呟くと、歩く歩幅を広げ小走りで山の方面へ向かった。


いつも跨って越していた注連縄が本当に切れていて、何か人為的なものが絡んでいるのかそれとも別の何かが…と考えざるを得なかった。

だって、あいつらは絶対にそんな事しないから

彼岸花の道を通り、鳥居を潜ると、妖怪達の姿が見えた
鵺(ぬえ)
おう!藍斗、大先生来たんか!
空井 蒼 (鬱先生)
シッマまで大先生って言うのやめい…
妖華 藍斗 (イト)
いや、というかお前らがそんな仲良くなってる事に吃驚なんやけど?
白狼天狗
お、いらっしゃ〜い
溌剌とした顔と声で話しかけてくるコネシマと、その呼び方に呆れる大先生。そして屋根の上から綺麗に地面に着地して俺らを迎え入れるロボロ。
いつも通りに染まりかける空気を少し急かしたくて声を張る。
妖華 藍斗 (イト)
って違う!そうじゃないねん!ロボロ、グルさん居る!?
白狼天狗
お、おん…ちょっと待っとってな
急な大声に驚いたようでびくっと体を少し跳ねさせたロボロは、俺らに声をかけた後屋敷の中へと入って行った。
鵺(ぬえ)
どうしたん藍斗。お前がそんなに大きい声出すなんて
妖華 藍斗 (イト)
なぁ、コネシマ…注連縄切れとるの知っとったか?
鵺(ぬえ)
え、そうなん!?何で?
空井 蒼 (鬱先生)
気付いてなかったんかい!…あれ、てか何で気付いてないん?
明らかに初耳だという反応を示したコネシマに大先生が突っ込む。だが、気付いてないのはおかしいのでは?というような顔をして大先生が問いかける。
鵺(ぬえ)
あの注連縄、人間達が勝手に付けたもんなんやけど俺らにとっちゃあんまし効果無いんよ。越えようと思ったら越えれるし、実際藍斗んとこにショッピ君行ったやろ?
妖華 藍斗 (イト)
言わば、俺ら人間の気休め程度の代物やったんや。…ただ、気休めでも俺らからすりゃ大問題。だって今まで効果あると思い込んどったんやからな
空井 蒼 (鬱先生)
そういう事やったんか…
そう話していると、ロボロがグルさんを連れて来た
山神
あぁ、藍斗と鬱か。どうしたんだ?
妖華 藍斗 (イト)
グルさんなら気付いとるかもしれないけど、注連縄が切れとった。そして、昨日山の麓に人間の気配しんかった?
山神
したが…それがどうかしたか?
空井 蒼 (鬱先生)
グルちゃんその人に何もしとらんよな
山神
手を出す理由が無いからな
妖華 藍斗 (イト)
だよな…。その山の麓に山菜取りに行ったその女人が、夫の家の前で事切れとったんやと。…かみのたたりだ、って呟いて
鵺(ぬえ)
は?どういう事や?
白狼天狗
でも、グルさんは確実に手ぇ出しとらんし…しかも俺グルさんが人間を祟ったとこ見た事ないんやけど?
山神
実際、人間を祟った事ないからな
空井 蒼 (鬱先生)
その事でその夫の若人が町中で騒ぎ倒し不安を煽った挙句、イトがその奥さんの死体見た時触るなって言うたらしいで。
…それに関係あるか分からへんけど、町で風邪の患者がいた。疫病みじゃないとええけどって言っとったけど…
白狼天狗
疫病みの可能性が高い、と
妖華 藍斗 (イト)
そういうことや
鵺(ぬえ)
うーん…確実に言えるのは、俺ら妖怪も山神も人間にも人間の町にも手は一切出しとらん!っちゅう事だけやな
山神
…死体、祟り、疫病み…か
空井 蒼 (鬱先生)
何や、心当たりかなんかあるん?
山神
これは仮説だが、悪鬼達の仕業かもしれん
妖華 藍斗 (イト)
悪鬼?
山神
あぁ、前にショッピが悪鬼に襲われかけたと言っていただろう。しかも遭遇場所は町だ。それにどうも話を聞くにその若人、どうにかして山神にこじつけようとしているような感覚を覚える。しかも、疫病みと言ったら悪鬼の得意分野だ。
なのだが…
白狼天狗
ぶっちゃけ、悪鬼が束になっても山神に喧嘩売れる程の度胸も力も無いんよ。もし、その若人が人間に化けた妖怪だとしてもな。
…でも、後ろ盾がいるなら別や。それも強力な、な。
空井 蒼 (鬱先生)
例えば…?
鵺(ぬえ)
他の神、とかな
妖華 藍斗 (イト)
はぁ?何で他の神が山神と町に害を及ぼす必要があんねん
山神
知るか。だが、普通の神は余っ程の事が無い限り手出しなんてしない。私怨で手を出すなんざ邪神か不満な従神くらいや
空井 蒼 (鬱先生)
私怨で動く神が居るんか…
妖華 藍斗 (イト)
…まぁ、ここの山神と妖怪は確実に関与しとらんし祟りなんて真っ平っちゅう事が分かっただけで充分や。ただ、他の神が絡んで来るとなるとちょっと所じゃなく厄介やな。悪鬼達と化け妖怪も町でこれ以上精神的被害を広められたら…
白狼天狗
町の雰囲気も悪くなるし、山神への信仰心も揺らぎに揺らぐ…とな
空井 蒼 (鬱先生)
そういうこっちゃ。町の住人は俺らが何とかする。だから、悪鬼や神関係はあんたらに任せる
山神
分かった。俺だってそんな冤罪で信仰心を失いたくはないからな。…妖怪達と俺とで原因を探ってみる
妖華 藍斗 (イト)
頼むよグルさん。分かったらショッピ君寄越してくれ
鵺(ぬえ)
後であいつらにも言っとく
妖怪達と山神との話し合いで立った仮説が予想以上に事実に近いかもしれない事に危機感を感じながらも、一先ず俺達が出来ることは住民らを落ち着かせる事だと思い、その仮説についての調べは一任し、山を降りた。


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サク
どうも皆さん、サクです
サク
いやぁ…最近寒なりましたねマジで
30分外居ただけで手悴みましたよ
皆さんも寒さによる不調には気を付けて下さいね!
サク
…さて、どうしよ。書くネタが無ぇ
サク
あっ、一つ絞り出すとするならば
プリ小説との連携は出来てないんですけど、最近Twitterを始めました。
SS(?)と呼べばいいんでしょうか。そんな風な短編らしき小説紛いも書いていますので、物好きで時間がある方は探してみてください
多分、サクって打てば出てきます。
IDは何か適当に設定したら適当なものになったので、サクって検索(?)してこれと同じアイコンが出てきたら作者です。
サク
という訳で、今回はこの辺で
バイバイ〜