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第9話

あの時の真相


あの日から数週間。俺は皆の中でも結構な回数山神屋敷へ行っていた。勿論、誰にも気付かれないように。
そして今日は、俺とエミさんで山神屋敷へ来ていた
白狼天狗
あ、いらっしゃ〜い
九尾狐
藍斗また来たんかw
ロボロが顔布を手の甲で持ち上げ、微笑みながらそう言ってくれるのと逆に、オスマンはいつもの小馬鹿にしたような笑い方で若干煽ってくる。
妖華 藍斗 (イト)
悪いかよ!ええやんか、ここめっちゃ落ち着くし!
…まぁこれもオスマンはやってええ奴にしかやらへんからそういう意味で認められてると思うと何も言えへんくなるんやけど。オスマンにとってこれは言葉遊びに過ぎひんからな
九尾狐
冗談やって。ほら、上がるめう
栗川 瑛見 (エーミール)
お邪魔します
そうして中へと入り、いつも行く茶の間へと移動する。少しするとオスマンがお茶を持ってきてくれたから、それに礼を言って受け取り、そのお茶を啜っているとエミさんがこんな質問を投げかけてきた
栗川 瑛見 (エーミール)
そう言えばなんですけど…
妖華 藍斗 (イト)
何や、エミさん
栗川 瑛見 (エーミール)
あの初めてここへ来た際の道中に、私達へ謝ったでしょう?あれの意図は何となく分かったんですが…どうして分かったんです?自身の体質のせいだと
妖華 藍斗 (イト)
あぁ〜…あれな
俺が湯呑みを置き、苦笑いを零すと
火車
あ、エミさんに藍斗。来とったんか
襖が開き、そこから火車ことショッピ君が姿を見せた
妖華 藍斗 (イト)
おぉ、ショッピ君!居たんやな
火車
ええ、まぁ…何の話しとるんです?
白狼天狗
一番最初にここに来る時に何で俺だけ体質だって分かったん?って聞かれてたからさ
火車
あぁ、あれは俺…と言っても猫の姿の時に一度藍斗に助けてもらったんすよ
九尾狐
まぁそっから俺らの筋書きは始まっとったんやけどな
栗川 瑛見 (エーミール)
…藍斗さん、一から話してもらえます?
まるで、何で言わなかったんだとでも言いたげな視線で俺を見ると同時にそう言ってきた。普段藍斗さんなんて呼ばれないし、何よりその含みのある微笑みが一番怖かった…。
妖華 藍斗 (イト)
ごめんて…

チーノに誘われて飯屋行った時あったやろ?あの日の夜、俺ん家の前に黒猫が傷だらけで横たわっとってな。
あ、ショッピ君この際だから聞くけど、何で傷だらけやったん?
白狼天狗
そうそう、俺も聞きたかったんよ。あん時俺らの計画では傷だらけになるようなもん入っとらんかったからな
火車
あれは、猫の姿で人間の町を彷徨いてたら何故か悪鬼に出くわして。…人間がそこそこ居る場所やったから、ここで化けて一騒ぎ起こしたらまずいな…と思って反撃出来んかってん。そして藍斗の家の前まで辿り着いたけど力尽きて倒れたってわけ
妖華 藍斗 (イト)
そうやったんか…
栗川 瑛見 (エーミール)
…話の腰を折ってすみません。あっきって何です?
妖華 藍斗 (イト)
あぁ、悪鬼っちゅうんはな悪い鬼って書くんやけどまんまの意味で…流行病を呼び込んだり、人間を襲ったりと害を成す鬼達の事や
栗川 瑛見 (エーミール)
そうなのですね…その方面では知識が疎くて
九尾狐
んなもん当たり前や。人間の中でも藍斗みたいにそう妖怪に詳しい奴は居らんからな。妖怪っていう類い自体は一般常識であっても、細かい種類は殆ど知られてないからな
白狼天狗
んで、話戻すけど…

その黒猫ショッピ君を行かせて本当に惹き付けるような人間なんか試したんよ。そしたら、
火車
確かに感じましたね。なんて言うんでしょう…たまに凄く動物に懐かれる人間っているじゃないですか。あれの妖怪版のような感じで、隣に居たくなるような感覚を覚えましたね。…今はもう慣れましたけど
妖華 藍斗 (イト)
当時の俺はそんな事露知らず。そのまま時が過ぎて、次に飯屋行った帰り…あのエミさんに絵を渡す直前に、人間に化けたオスマンの妖力が含まれた煙管の煙を吸ってもうて見事に術をかけられ、山に入ってしまった…と
栗川 瑛見 (エーミール)
つまり、私達が知る前からもう既にここに来る運命は定まってきていた…って事だったんですね
九尾狐
いや、それよりも前やで
妖華 藍斗 (イト)
え、そうなん?
九尾狐
藍斗さ、染料になる植物取りに1回一人で山に入った事あったやろ?そん時にグルッペンが気付いて、俺が見に行ったのが最初
妖華 藍斗 (イト)
へぇ〜…そうだったんか
火車
まぁ、ざっとこんな感じっすね
栗川 瑛見 (エーミール)
そうだったんですね…いや、私もまだまだ勉強不足です
白狼天狗
ぶっちゃけこの知識はいらんけどなw
等と言葉を交わしていく。こんな日々が当たり前の一部と化してきていた時期に


事件が起きる








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サク
どうも皆さん、サクです
サク
えっと、言いたい事が2つ程ありまして…

まず一つ目は、妖怪達とかの名前のこじつけ具合についてです
サク
いやぁ〜…我ながらかなりのこじつけだな、と。妖怪達もそうですが、1番は人間側ですね。
書いている時から思っていたのですが、グルッペンさんがシャオとかエミって呼ぶのがなんか「ちゃうな」と思った為にこじつけでもいいから、そうさせようとしてしまいましたm(_ _)m
サク
そして2つ目、妖怪側の吹き出しは妖怪名でいきます。
まぁつまり、「ロボロ」さんとか「トントン」さんとかではなく、「白狼天狗」とか「覡」から変更しませんのでご了承ください…という事です。
我々だを知っている方しかご覧になられないと思うので、後は吹き出しの色で分かってもらえると幸いです。
サク
前回の時に書ければ良かったのですが、それよりも冬になってしまった…というショックが遥かに大きかった為に頭の中からすっぽり抜けてしまっていました…。
サク
というわけで、今回はこの辺で
バイバイ〜