第16話

Fifteen
990
2019/01/16 10:43















もういろいろと吹っ切れて、






あれから、少しずつあなたとの距離が離れていって、













たまに話すくらいの仲。













涼太とも普通に話すし、








気まずくもない。
















相変わらず登下校はメンディーと一緒。
















そんなこんなで日々は過ぎ、
















気が付けばもう学年も上がった。







































亜嵐
うわ…人多すぎ…
メンディー
仕方ないよ、クラス表なんてみんな見るもんだし
亜嵐
そりゃそーだけど…
メンディー
あ、見えた!
涼太
…嘘だろ…
亜嵐
涼太…どうだった?
涼太
あなたと離れた…






てことは、あなたは…







あなた

あ、…亜嵐と一緒…

亜嵐
…まじで?
あなた

うん…

メンディー
俺は涼太と一緒だー
涼太
…ショック…
メンディー
え?
涼太
…はぁ、
あなた

大丈夫だよ、涼太!登下校で会えるし!デートもいっぱいしよ!

涼太
うん、そうだね






あれ、いつの間にか呼び捨てになってる。










亜嵐
じゃ、先行ってるから
あなた

待って!私も行く!












ふたりで教室に向かった。












あなた

久しぶりだねー

亜嵐
そうだな、
あなた

最近どう?

亜嵐
最近どう、って…あなたは?
あなた

んー、…楽しいよ?

亜嵐
涼太とは?上手くいってんの?
あなた

うん!


















そういえば、そうだった。







俺が涼太にあなたのことで怒って、











あなた

涼太、ごめん、って言ってた

亜嵐
…よかったね
あなた

もう束縛とか無くなったし、









てことは俺、あなたと話すのも自由だ。









あなた

亜嵐とも話せるよ!

亜嵐
同じこと考えてた…
あなた

ほんとに?!












あなたの笑顔。





昔から変わらない。










他の誰の笑顔よりも眩しくて、




















見るたびに、













やっぱあなたは違うな…って、






































好きだ、















って思ってた。

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