懐かしい歌を聴きながら、隣で眠る恋人の髪の毛を撫でてやると私の名前を小さな声で呼ぶ
愛しい、大好きな人から呼ばれる名前____
なぜ毎月、毎月女性だけ生理なんてあるんだろう
こんな痛い思いして、しかも出産もまた命懸けでやって
ほんと女で生まれてきたことに、何度恨んだか分からない
でも、女だからりほと付き合えたし悪いことばかりではない
そう言い聞かせて
珍しく、素直に甘えるような姿のりほの頭を撫でてやると気持ちよさそうに目を瞑って、満足そうに口角を上げる
聴いてたスピーカーの音量を小さくして、残ってる編集の続きを開始した
懐かしい歌を聴きながら、隣で眠る恋人の髪の毛を撫でてやると私の名前を小さな声で呼ぶ
愛しい人から呼ばれた名前に、自然と笑みが溢れた___
何気なく笑い 何気なく黙って
二人の時間が 何気なく過ぎてく
不思議なリズムに包まれ いつもの違う
初めての瞬間
i just wanna keep on loving you
いつも 不器用な この想い
独りの 幸せはもう 悲しいから
暖かく 優しい気持ち
そっと大切にしたい
最後の 恋に落ちてく時間(とき)