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第55話

Aitai
11
2022/06/24 17:00
N
さて、帰るかな
んんーって伸びを一つして、携帯を操作する西の背中越しからチラリと覗く
いつもの定位置で編集する

うちがソファーに、西はソファーを背もたれにして床に座って


LINEのピン留めの1番上に居る相手に、両手で文字を打つ西
R
帰るの?
N
うん、家で待っててくれてるし
R
そっか…
N
なに寂しいの〜?笑
R
んな訳ないだろって笑
飲み終わったオロナミンCの瓶や、飲み干したカフェラテのゴミを片付けて、西は持ってきたバッグにパソコンを入れる
メイクポーチからグロスを取り出して、ひと塗りする西の横顔をチラ見すれば胸がチクンと傷んだ






ただ家に帰るだけなのに、待ってる人が居るから


少しでも可愛く見られたい西


その姿を見られる彼氏
うちとは違う存在


"恋人"
いくら望んでも、叶わない、叶うことない"恋人"
N
よし!
グロスをひと塗り、髪の毛を少し整えて、バッグと携帯、自転車の鍵を持って立ち上がる
N
じゃまた明日ね!
着いたらLINEするね!
R
気を付けてね




バタンと閉まる、玄関のドア



シーンとする一人残された広い部屋
西の残り香はするのに、西本人は居なくて



余計、虚しくなった
あなたがよかった 例えどんな傷ついたとしても
どうして私じゃないの?
あの子のもとへ帰らないで
1番に愛さなくていいから
お願い そばにいさせて
だきしめて 嘘でも
あの子より 私を好きだといって

会いたい 会いたい 会いたい 会えない
私だけを見てほしいよ
こんなに こんなに 胸は痛むのに
想いは 今も あなたに溢れてく