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第3話

two
坂田
坂田
だ、大丈夫です…か…?
身体を揺すられて目が覚めた
あなた

うっ…

ゆっくりと目を開くと私を覗き込む大きくて綺麗な瞳と目が合った。
きっと汚いと思ってる。そんな人ばかりだ。私を心配してる訳じゃない。ヒソヒソと何かを言って近寄って来ては逃げていく。
きっとこの人も…。
坂田
坂田
大丈夫?こんな所で何してるの?
そう言って薄汚れてボロボロの私を見た。
見ないで。
私を見る目はいつも冷たくて苦しくなる。
でも、この人の目は何か違う。なんだろう。
暖かくて優しい目。
知らない。私は、こんな目、知らない。
うらたぬき
うらたぬき
坂田〜。いつまでボール追いかけてんだ〜?
坂田
坂田
あ、うらさん!あのな、この子倒れててん。
うらたぬき
うらたぬき
え、大丈夫?
早く逃げないと…。
ドサッ
立ち上がった途端、体制を崩して倒れてしまった。
うらたぬき
うらたぬき
うぉ!?どうした?座ってな。足…怪我してるみたいだし…。
どうしよう。逃げなきゃなのに、足が、体が動かない…。怖い…。私に関わらないで…。
坂田
坂田
こんな所で何してるん?
そんなこと聞いてどうするの…?
坂田
坂田
お家はどこ?
家に連れてかれるの…?やめて…。そんなことされたら…殺される。
坂田
坂田
学校は?
何を聞かれたって答えるつもりはない。
いや、声が…、出ない。怖い。
えも知れぬ恐怖に体が震えて、思考が霞んでいく。きっとなにか言えば家に連れてかれる。それだけは、避けなければ…。
坂田
坂田
うーん…。うらさん、どうしよ?
うらたぬき
うらたぬき
どうしようったって…まあほっとく訳にもいかねーし…。
するとその"うらさん"とやらはもう1人に何かを伝え、走ってどこかに行ってしまった。