『もしもーし、、体調平気かー??』
長尾「今は絶不調やで」
『海なんて入るから、笑』
長尾「ほんまにな?笑」
『もう明日で1ヶ月か、、』
長尾「ほんまに拓哉ちゃんと生きて偉いで」
『もう、ズタボロやけどな、笑』
長尾「lil自体がもう今ズタボロよな」
『彪太郎は手震えてるし、突然倒れるし、風雅はみるみるうちに痩せて行くし、斗亜は口数減るし、琉巧は突然泣き出すし、』
長尾「拓哉もいきなり倒れるし、突然泣き出すし、痩せて行くし、責任感じて頑張ってるけど頑張らんでいいねんで、」
『ありがとう、、泣笑』
長尾「泣いてるん?笑」
『泣いてへんわ、、泣笑』
長尾「でも、いざと言えばなにわもAぇも他の関西も居るし拓哉は責任感じんといてや」
『でも、、前日まであなたと居たのは自分やしずっと気づいてあげられへんくて、、』
長尾「気付いてたのに無視した俺なんかよりずっといいやん、、俺なんかずっと前から気付いてたのにずっと無視してた、、」
『そりゃ怖いよ、、けんてぃーは何も悪くない』
長尾「ほんまにごめんな、、俺死ぬまで償って生きて行くから許して、、泣」
『そんなん、、おかしいよ、けんてぃーは何も悪くないんやから、、重く捉えんと、、』
長尾「ううん、、ごめん、、」
けんてぃーと電話を切った頃には日は超えていた。
あなたがいなくなって1ヶ月がたった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!