第63話

６２

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2021/09/08 04:17

長尾くんに押されて事務所にむかう


『失礼します、滝沢さんいらっしゃいますか』













滝沢「おぉ、西村」














『話があって』













滝沢「どうした？」













『僕達、、あなたの想いを背負って頑張るつもりで居たけどできなくて、、みんなであなたの想いを考える時間がほしくて』












滝沢「どうしたいの？」

　











『僕達に時間をください、、2週間お仕事をお休みさせていただきたいです』













滝沢「2週間でいいの？」













『僕達の中であともう一歩なんです』













滝沢「場所は？」














『考えてなかったけど、、僕の部屋とか、、』














滝沢「ここの端の部屋貸してあげる、学校もどうせ今行ってないんでしょ？」













『週1ペースです、、笑』














滝沢「シャワーもご飯もあるし、ウーバーも来ると思うし、頼れる大人もいるし、、」













『ありがとうございます！』










　　　


滝沢「答えにありついたらどうしたいの？」














『、、、ただモヤモヤが解決するだけですかね、僕今まで誹謗中傷されても勝手に言っとけって思ってたんです、でもそう思えない人が沢山居て、、泣』













滝沢「あー、、泣かないで、、笑」














『僕達の力で何か変わる事は難しい思うけど僕達が立ち上がって、、今回のようなことが阻止できたらいいな、、って、泣』














滝沢「はい、ハンカチ」













『きっとこんなことを間近で体験した僕達は強くなれました、、だから今あなたみたいな手段を取ろうとしてる人を1人でも救いたいです、、僕達が必ず、、泣』




滝沢さんが手渡してくださったハンカチで涙を拭いながら僕は想いを伝えた