第34話

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2021/03/10 09:45
現在


あなたがいなくなって何日やろ。
年も明けて今日から有料生配信になった


「あけましておめでとう」

その言葉もかけてもらえへんくて、苦しかった




高橋「体調悪くない?学校とか行けてる?家帰れてる?ご飯食べれてる?」









斗亜「心配しすぎですって、笑」









高橋「学校とかは平気なん?」









斗亜「あなたいなくなってから行ってないんで、わかんないんですけど、、」









西畑「斗亜学校大好き言うてたやん」









斗亜「あなたは学校の何億倍も好きやったから、心の傷が思い出でえぐられる、笑」









岡崎「正直、この会場もしんどいし、」









斗亜「風さんもあんなんやしな、、笑」




斗亜達が前でしゃべってるのをみながら俺は風雅の横で支えてあげる。

風雅はなんか目眩がするって言って、座り込んでしまってる



高橋「風雅平気?」









風雅「だいぶマシになりました、!」









西畑「今日やれるん?」









風雅「もちろん出来ます!」









西畑「ほんまに体調第一やからな?」



こんな時いつも考えてしまうのは

「あなたは何を望んでる」

それは永遠に答えが見つからへんもので、ずっと隣にいた俺もわからへんもの。



長尾「拓哉」









『ん?』









長尾「今日の配信これ読んで」









『え、?けんてぃ読めばいいやん』









長尾「これは、挨拶になるまで開けたらあかんで?しかも俺じゃ意味ないねん」









『え、わかった、』









長尾「風雅〜体調がんばれ〜」









風雅「ありがとう、笑」









末澤「このお年玉、6人で分けてや」









西畑「うわー誠也くん拓哉泣かせた!」









末澤「は!?なんでなん!?」









『必ず6人で分けます、泣笑』



俺ほんまどんだけ6人って言葉に敏感なんやろ、笑

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