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2018/05/31

第14話

story
それからしばらく、お互いの話をした。


名前くらいしかしらないなぁ。と思って


自己紹介的なものを。
黒王子は…じゃなくて、


玲二くんは10月9日生まれの我儘なB型。


小中学とバスケ部に所属していたが、


今は帰宅部なんだって。


雅 玲二(みやび れいじ)
よし、そろそろ帰るか
小林優愛(こばやし ゆま)
うん、そうだね
今まで話しすぎてて気づかなかったけど、


辺りはもう薄暗くなってきていた。
徐々に徐々に、



分かれ道へと進んでいく足の速度が落ちてくる。
私と玲二くんは家の方向は全く別方向。


途中までで、さようならだ。


今はただそれが少し寂しく感じてしまう私は


以前の私とどうやら変わってしまったようだ。
雅 玲二(みやび れいじ)
ここで、いいか?
小林優愛(こばやし ゆま)
うん、ここまででいいよ。ありがとう
私と玲二くんの家の


丁度真ん中らへんに立っている時計台。
小林優愛(こばやし ゆま)
本当に、今日はありがとね
雅 玲二(みやび れいじ)
いや、…俺も楽しかったよ
そんなとびっきりの笑顔で言われてしまったから、



不覚にもトキめいてしまった。
けど…
小林優愛(こばやし ゆま)
…玲二くん?
その笑顔はすぐに彼の表情から消えた。


真顔で、ずっと何かを見てる。



私…じゃ、ない…




私の…




うしろ…?



後ろに何か、ある…の?
ゆっくりと、後ろを振り返る。



わっ…かわいっ!!
私の後ろには



可愛い女の子がいた。
私と同じ年くらいかな?



綺麗に巻かれた長い金髪の髪。


パッチリとした大きな瞳。


ミニスカートから見えるスラッとした足。


まるでモデルみたいに



本当に可愛くて華やかで、綺麗で…


男なら誰だって、きっと一番に好きになる子。
みく
…玲二
彼女の綺麗な形の唇が、



彼の名前を発した。



瞬間、彼は顔をしかめた。
…知り合い?


にしては、…ちょっと空気が重い。
みく
あ、…隣にいる子、もしかして彼女?
女の子は今度は私に視線を向けると、


ニコッと笑って見せた。



その笑顔が眩しすぎて…直視できない。
小林優愛(こばやし ゆま)
彼女!?
いやいや、
ただの知り合いみたいなもんですよ
そう言った途端

彼女は更に目を輝かせ、


あからさまホッとした顔をした。
もしかして…この子…
みく
私、みくっていうの。宜しくね
小林優愛(こばやし ゆま)
あ、私は…優愛、です。宜しく
みく
優愛って名前、ちょー可愛い!!
よろしくー!
そう屈託ない笑顔を私に向け、


手を差し出してくるみくちゃんに


戸惑いながらも手を差し出した。
瞬間、




バッ。
私とみくちゃんの間に


玲二くんが割って入ってきた。