数ヵ月間付き合っていた彼女、
理沙を躊躇いなくフッた。
未練も何もないし、
別れたって特に何も感じない。
最初っから、
好きで付き合ってたわけでもないしな。
数ヵ月前、理沙から告白されて
それを断る理由がなかったから
OKしてみただけ。
理沙は毎日連絡とってなきゃダメな奴。
それが鬱陶しくて仕方なかった。
だから丁度いい。
これで心おきなく…
つーか、絶対落とす!!
正直、
あんな悪口言われたの初めてだったし、
あんな真っ正面からぶつかってきた奴も
初めてで、かなり新鮮だった。
けどそれは俺のプライドがゆるさねー。
とことん俺に惚れさせて、
バッサリとフッてやる!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。