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2018/06/08

第19話

story
気づけばもう少し肌寒く感じる季節、秋。
今日は学校の文化祭で、


"一緒に回ろう!"

とすずに無理やり連れてこられた私は


すずの後ろをチマチマとついていく。
うちの文化祭は、


結構大きな文化祭で


屋台もたくさん出るし、


ここら辺では結構有名校らしく


お客さんもたくさん。
頑張って勉強して本当に良かった。


だって、


こんなに毎日が楽しいと感じられるから。
加藤すず
うわー、すっごい人混み!
小林優愛(こばやし ゆま)
しょーがない。
うちの学校これだけが取り柄だもん
制服の上に羽織ったカーディガンを

風で飛ばないように結びながら

人混みの中にまじる。
加藤すず
てかさ、うちらのクラス何するの?
小林優愛(こばやし ゆま)
え、今さら!?
恋の館(こいのやかた)でしょ?
加藤すず
なにそれぇ!?
ウケる!なんて言って大爆笑してるすずを


置いてスタスタと歩いていく。


こんな人混みでそんな大爆笑してたら


さらしもんだわ。


恥ずかしい。
私たちのクラスの出し物は、


"恋の館"。





好きだけど、好きだって言葉に現せない。



好きだけど、上手く話せない。



好きだけど、…。



って、恋に悩んでる女の子の為にって。




思い付いたのがこれだったらしい。
信用できる友達に、自分の好きな人を打ち明け

その友達に恋の館に行ってもらい、

そこでその好きな人の写真をGETする。


そういう仕組みらしいのだ。
友達なら、誰がその人を好きなのか、

とかも分からないからいいんじゃないか、

とのことで。
店番の人に、


好きな人を告げ、


写真担当の人達がその人の写真をとりにいく。
なかなか凝った店だと思う。。



けど、案外いけるのかも。
"恋の館"


にだけズラーッと行列ができてるんだもん。
私は店番じゃないし、


関係ないからいいけど。



クラスに貢献しろだの

どーの委員長が言うもんだから…
どうしようかと考え中。
加藤すず
あ、すごーい!
大行列じゃんか!
小林優愛(こばやし ゆま)
ですなぁー
なんの感情も込めず、

完璧棒読みな私に目もくれず
加藤すず
よし、行くか!
有無も聞かず、


私の腕を無理矢理引っ張り


強制的に列に並ばされた。
そして、目の前にいる人物を見て、


息を飲んだ。





そこには、私が…



一番会いたくなかった人物。



みく
‥あ、優愛じゃん!やっほ~
みくちゃんがいた。



その隣には、


当たり前のように玲二くん。
どうして…


どうして二人が一緒にいるのよ。
みく
ここの学校の文化祭、
ちょー楽しいね!?
"うちの学校の文化祭、
屋台なんてないからね~"

ってニコニコ顔で言うみくちゃんに


"そうだね"って愛想笑いすることしか


できない私は…
心、狭すぎる…