第130話

番外編侑くんのクリスマス③

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2020/05/19 18:10







それから大会に向けてチームの練習はより一層厳しくなった








『侑、気抜けとる？』


『ぎくっ』







クリスマスという楽しみがあるから辛くなっても普段より何千倍も楽だったし苦じゃない



まぁ北さんに時々ド正論をどつかれるけど






｢ねーねー治、侑のクリスマスどうなったの？｣


｢なんか江原東京に別荘あって試合終わったらそこで泊まるんだと、だから一緒に過ごせるんだと｣


｢え、まじ？アニメかよ、でもそれ北さん許すの？｣


｢さぁ、知らん｣



















『北さん！！！！！一生のお願いです！！！この通り！！！！！』










最後の難関










『俺、東京で現地解散にさせてもらえませんか！！！！！』










北さん







仁王立ちする北さんの前で土下座する











『ふーん』










『彼女と一緒にクリスマスを共にしたいと』







グサッ







『大会終わりに？春高あるのに？』








グサグサッ






『浮かれてる余裕あるん？』







宮侑。死亡。









やっぱり北さんは最大の壁やねんな･･･












『じゃあしゃあない』









『監督には言ったるで、なんか理由つけて』









へ？














『楽しんでこい、じゃないと侑、春高まで拗ねるやろ？』











『え･･･！！！ええんですか？！？！？！』










必死な俺に呆れたのか北さんは渋々オッケーしてくれた