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第11話

①①
172
2021/01/17 10:56



すぐに参考書を開いた。


薫くんは今年六年生になった。


勉強も割と難しくて、私も参考書を見ながらじゃないとうまく説明できない時がある。


あなた

えっと今日はこの問題を一緒に解いて、
それから……




独り言を言っていると、階段をのぼってくる足音が聞こえてきた。


そして、しばらくして部屋のドアが開いて薫くんが入ってきた。



薫
あなたねえちゃん、おまたせ


その手には麦茶とお菓子。


薫くんは気が効く。


あなた

ありがとう

あなた

今日もお母さんたち遅いの?

薫
うん。二人とも夜勤だって



薫くんの両親は共働きで、夜いないこともたまにあるらしい。


そういう時は、冷蔵庫の中のご飯を温めて食べるのだと前に教えてくれた。


あなた

そっか。じゃあ、いっぱい勉強できるね

薫
うんっ



嬉しそうな薫くんを見ていると、胸がポカポカしてくる。


私は薫くんと並んで座ると、一生懸命に教えた。