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2021/01/18

第14話

①④



悲しげな表情の薫くん。


私はバカだ。


もしかして告白されるかもなんて、ほんの少しでも思ってしまった。


そうか。


彼は転校するのか。


あぁ、そうだ。


彼の両親は転勤族だから、そんなことも大いにある。


これまで何度も遊んで、同じ時間を過ごした薫くん。


でも、来月にはいなくなる。


私のそばから……いなくなる?



       


         ――ズキ……ン。





なんだろう。


仕方のないことなのに、胸の奥が苦しい。


なにか……言わなきゃ……。


あなた

突然だね……

薫
……うん
あなた

どこに……引っ越すの?

薫
北海道
あなた

そんな遠くに

薫
ーーうん



東京から北海道へ。


……遠い。


いや、距離なんて関係ない。


私は、薫くんにとってただのお隣さんで、引っ越せばただの他人になるだけ。