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第8話

Story8
ーあなたsideー






私は男性恐怖症なの

中学1年生までは普通に男友達とも遊んだりしたし

もちろん親友の天羽とも。

中学2年生になったある日

3年生の先輩に恋した

その人は私より背が高くて

頑張ってる姿がキラキラ輝いていて

笑顔が優しくて

たまに相談に乗ってもらってたりしてた

卒業する前に少しでも多く過ごしたいって思って

8月1日の夏の暑い日

先輩と遊びに行った

帰り際に告白したんだ

まさかの先輩も私のことを好きでいてくれた

先輩から“彼氏”になって

先輩後輩の関係の時よりドキドキが増した

やっぱり優しくて

友達のような仲だった

そんな楽しい日々が続くと思ってたのに…









付き合ってから3ヶ月
あなた
あなた
あ!先輩!一緒に帰りましょ!
好きだった先輩
・・・
あなた
あなた
今日はどうしますか?
好きだった先輩
・・・
あなた
あなた
先輩?
好きだった先輩
うるっせぇ…
あなた
あなた
え……?
好きだった先輩
うるっせぇんだよ!
急に大声を出して

私に近づいてくる

その時の先輩の顔は

今でも忘れられない







“怒り狂った顔”だった

あの大声とともに私の頬を叩いてくる

バシン!と音が鳴り響いた

頬が麻痺してとても痛い
あなた
あなた
せ、先輩……?なんで殴るんですか…
好きだった先輩
いちいちうるせぇんだよ!ベタベタくっついて来てよ!バカップルに見られたじゃねぇか!
あなた
あなた
そんなっ…そんなつもりじゃ!!私は先輩のことが好きで……!
好きだった先輩
いくら好きでも俺はそんな事しないわ!!お前のせいで俺のプライドもズタボロだし、このイケメンな顔も台無しに見えてきたし!
好きだった先輩
ほんっと腹立つ…
まるで振られているように

言葉で傷つけられた

私の心だってボロボロだよ…







先輩は私の首を掴んで先輩の家に入れられた

そのあと部屋で2時間程暴力を振るわれた



あなた
あなた
ねぇ……やめてっ……
好きだった先輩
口を閉じろや!お前の声なんて聞きたくない!
口答えしたらさらに暴力を振るわれる

ただただ痛さに耐えるしかなかった
好きだった先輩
今日はこのくらいにしてやる。ずっとそこにいるんだな
先輩は部屋を出ていった

“また帰ってきたら暴力振るわれるのかな”

“出て行ったら怒られるかな”

“けどそれは私のせいだ”

“私が先輩を怒らせちゃったんだ”…


なんてブツブツ独り言を言い自分を責め続けた


ガチャと部屋のドアノブを開ける音がする




















そう



























先輩が帰ってきた



もう怖い

やめてよ…


また殴られると思いビクビク怯えていたら
好きだった先輩
あなた!大丈夫か!?
好きだった先輩
ごめんな、痛かっただろう?
何故か謝ってきた

あの怒り狂ったような顔ではなく

いつもの優しい笑顔に包まれている顔の先輩だった

「ごめんな、ごめんな」

といいながら血が出てる部分などを消毒、絆創膏で治してくれた












なんだ、先輩が無意識でやった事か



























って思ってたけれど……











また五日後


同じように暴力を振るわれ








戻ってくるといつものように優しい


というのが約4ヶ月続いた



















ある日の学校


天羽
天羽
おはよ!あなた
あなた
あなた
おはよ…
天羽
天羽
どうしたの?元気ないね。どこか痛いの?
あなた
あなた
え?
天羽
天羽
だって腕とか抑えてるじゃん。しかも絆創膏多いし
あなた
あなた
あ、あぁ……ちょっとね……あははw
天羽
天羽
!?ちょっと!何この大きい青タン!!
あなた
あなた
あーこれぶつけただけだよ……!
天羽
天羽
にしてはおかしいじゃん!なにがあったの!?
あなた
あなた
な、なんでもないってば。ぶつけただk
天羽
天羽
ちゃんと話して?
天羽は今にも泣きそうな目で私の顔を見てくる

そんなに心配してくれてたんだ

こんな神友持っちゃったら隠し事出来ないよね……


あなた
あなた
ちゃんと聞いてくれる……?
天羽
天羽
もちろん
私は全てを話した

涙が零れて言葉が詰まった時もあったけど

天羽は最後まで聞いてくれた
天羽
天羽
あの先輩がね……
天羽
天羽
帰る時私と帰ろ!
あなた
あなた
ごめん……それはしたいけど出来ない……
天羽
天羽
ど、どうして?
あなた
あなた
先輩、約束破ったら許さない人だから…今日の朝約束したんだよね。一緒に帰るって。
天羽
天羽
そ、そっか……。何かあったらすぐ私の家においで!!
あなた
あなた
うん!
              











放課後
好きだった先輩
帰ろうか
あなた
あなた
はい・・・。