手紙を見た私は、衝撃だった
そう、あたしはずっと記憶喪失だと思っていた
名前はあるのに、なぜ忘れてしまうのか?
また新たな疑問が生まれてしまった
そこに一人の少女が現れた
一応、マスクなどで隠していたがバレてしまった
ん?この子。どこかで……
この子どこかで見覚えがある……
でも、おかしい。
あたしは今自宅の中なのに何故この子が?
どこから来たの?
と不思議そうな顔をしていたのだろう
少し……いゃかわってる
これはファンなのか?
異常なのか?
戸惑うしか無かった
そうしてあたしは、家の鍵を閉め
少し考え事をしていた
あたし宛てに届いた母であろう人からの手紙は
嘘偽りない優しさがそこにあった
だけど、ダンボールには不吉な言葉
『死ね』と書かれていた
おかしい……
あの子が、書いたのだろうか?
そう考えながら、ずっと恐怖の中にいたため眠気が襲う
ふと気づけば眠ってしまっていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。