第5話

5_真実?
6
2020/07/18 15:55

手紙を見た私は、衝撃だった
梨花
梨花
病気??これが?記憶喪失ではなくて?

そう、あたしはずっと記憶喪失だと思っていた


名前はあるのに、なぜ忘れてしまうのか?

また新たな疑問が生まれてしまった
そこに一人の少女が現れた
亜里沙
亜里沙
あの、もしかしてJessicaさんですか?
梨花
梨花
え?あ、はい
一応、マスクなどで隠していたがバレてしまった




ん?この子。どこかで……
亜里沙
亜里沙
あのっ!あたしファンなんです!


握手してもらっていいですか?!
梨花
梨花
いいですよ♪
この子どこかで見覚えがある……
亜里沙
亜里沙
わー!ありがとうございます!
でも、おかしい。


あたしは今自宅の中なのに何故この子が?


どこから来たの?

と不思議そうな顔をしていたのだろう
亜里沙
亜里沙
あのっ、この荷物あたしが預かったんです!

鍵が閉まってて宅配便の人が困ってたから
梨花
梨花
え?あ、ありがとう

でもなんで鍵もってるの?
亜里沙
亜里沙
あっー、探したんですよ!

Jessicaさんの家の鍵と同じやつ!
もー何件も回って作ってもらったんですから!

業者に!
梨花
梨花
え?



少し……いゃかわってる


これはファンなのか?

異常なのか?
戸惑うしか無かった
梨花
梨花
と、とりあえずありがとう……
そうしてあたしは、家の鍵を閉め



少し考え事をしていた



あたし宛てに届いた母であろう人からの手紙は

嘘偽りない優しさがそこにあった



だけど、ダンボールには不吉な言葉


『死ね』と書かれていた



おかしい……



あの子が、書いたのだろうか?


そう考えながら、ずっと恐怖の中にいたため眠気が襲う


ふと気づけば眠ってしまっていた

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