あなた「ん…」
保健室…
わたし、倒れて…
今、何時やろ。
先「あ、日向さん起きたんや。大丈夫?」
あなた「先生、いま、何時ですか?」
先「5時やで?」
あと30分かぁ…
拓哉、緊張しとるかな。
なにわ男子のみんな、大丈夫かな。
…るたこじ、、
あー、、今すぐ梅芸に飛んでいきたい、
先「1人で帰れる? お母さんに連絡しよか?」
あなた「あー、、多分まだ仕事なんで。1人で帰ります、ゲホッ」
先「そう? じゃあお大事に〜」
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あー
暇やっ
…あ、公演始まっちゃった。
何、歌うんやろ。
あなた「行きたい、ゴホッ」
あと3日か。
…眠た、
寝よかな。
なんかきこ。
せくぞやな、今日は。
セクゾ全曲シャッフルや。いひひ。
〜♪
あらあらあら
さっそく大好きな♡
やばいですねー、
テンション上がってきた←
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拓「じゃ、また明日!」
風「うん。ばいばい」
あなた、大丈夫なんかな。
熱、あったかな。
…何でこんな焦ってんねやろ、
あなたのことになると、
あかんわ、ほんまに、
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ピーンポーン
あなた" はーい、ゴホッゴホッ、 "
まだ咳してるし、、
あなた「拓哉っ、ゲホッ…… 初演お疲れっ、、大丈夫やった…?」
拓「うん。大丈夫やった。あなた、お母さんは?」
あなた「今日、遅くなるんやって。ゲホッ、…よかったぁ。明日からも頑張ってな?ゴホッゴホッ、ゲホッ」
拓「咳、ひどいな… ちゃんと寝とった?」
あなた「ううん、セクゾ聴いてたら楽しくなっちゃって笑…ゲホッ、 歌っとった笑笑」
え、
ある意味すごいな、あなた、
拓「あかんやん…ちゃんと寝な。」
あなた「たく、お腹空いた、」
…風雅?笑
拓「風雅以外にたくって呼ばれんの新鮮やわ笑 なんも食べてないん?」
あなた「朝からなんも食べてへん、ゴホッ」
拓「昼は?」
あなた「昼はなぁ、保健室で死んどった、」
拓「え、そうやったん?…あなた、寝とき?なんか作ったるから。」
あなた「ほんまに?やった!!ゴホッ…ゲホッゲホッ」
拓「もー、、安静にし?笑」
まだ顔赤いのに。
あなたのおでこにそっと手を当てると、
思ったよりも熱くなっていた。
拓「めっちゃ熱いやん… はい、入るで?おじゃましまーす」
あなた「ゲホッ、ゴホッゴホッ、」
拓「歌ってるからやでー?…もう、、ほら、これかけとき?」
ソファーに横になるあなたに、
そっとブランケットをかける。
あなた「拓哉、お母さんみたいやね…」
拓「うるさいわっ」
あなた「ふふっ ありがとね。ゴホッ、ほんまに…」
あなたは、目を細め、小さく笑う。
…かわいすぎやん。
俺は、そっとあなたの頭を撫でた。
あなた「っ////」
恋とか、
したらあかんって、わかってる。
なのに、
日に日に好きになるのは、なんでなんかな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。