無料スマホ夢小説ならプリ小説 byGMO

1,010
2021/12/20

第97話

き ゅ う じ ゅ う ろ く ☺︎


それからわたしたちは、

なんだかんだ閉店までだらだら話した。

それからも、

ゆっくり歩きながら駅に向かって、





気づいた時には遅かった。





風雅「…終電ない」
あなた「あっ、…途中で無くなる感じやんな、」
風雅「なんも考えてなかった。そっちは大丈夫なん?」
あなた「えっと、…あ、ギリ行けそう」
風雅「早よ行き」
あなた「え、でも、」
風雅「俺は、…なんとかするから、」
あなた「あかんよ、危ないし、1人は」
風雅「男やから大丈夫」
あなた「関係ないよ、…うち、来る?」
風雅「いや、悪いって」
あなた「お母さんおらんし、ベッド、わたしので良ければ貸せるよ」
風雅「…そんな簡単に男連れ込んでいいん?」
あなた「え?」
風雅「…ほんまにいい?」
あなた「うん、」
風雅「じゃあ、お願いします」
あなた「うん…」


_____________________________________________________



風雅「久しぶりや、」
あなた「最近来てないん?」
風雅「うん。…あ、ちょっとコンビニよるわ」
あなた「うん」


コンビニ寄って、

下着とか、歯磨きセットとか、買って。





あなた「下着なんて売ってるんやな」
風雅「便利な世の中よな」
あなた「ほんまに、」


なんやこの会話。




…真っ暗やな、


街灯、こんな消えかけや意味ないやろ。




ちらっと横を見ると

あなたちゃんは肩をすぼめて歩いていた。





風雅「怖い?」
あなた「…こんな遅い時間初めてやから、」
風雅「そか」


俺は、


あなたちゃんの細い指をぎゅっと握った。



あなた「っ、!?」
風雅「大丈夫やで、怖がらんでも」
あなた「…うん、」



わずかな灯りに、

あなたちゃんの頬に流れた涙が光った。

拓哉のこと、

思い出してるんかな。


それからあなたちゃんの家に着くまで、

俺たちは特に話すことはなかった。



何も話さんでも、

気まずくもないし、



なんでやろ、

この子の隣は落ち着く。




なあ、もう付き合ってないんやったら奪ってもいい?



…まあ、

あなたちゃんはもう、


アイドルとはこりごりやろうけどな。