第66話

ろ く じ ゅ う ご ☺︎
6,601
2019/12/14 13:13

あれから、


感動のあけおめコンが終わり、



一週間とちょっとがたちました。





1月17日



キンプリさんのデビュー発表から1年が経ちました。



去年、

嬉しくて、


でも、悔しいっていうか、


どうしても、


後ろを振り返ってしまって、




いろんな意味で、


どうしようもないくらい泣いたこの日。










今朝は、


たまたま寝坊して、


いつも絶対確認してる芸能ニュースを見れなかった。






登校のとき、たくの様子が、


少し変だった。



何か、気にしているような。









茉「あなた〜 美術いこ?」


あなた「…あ、うんっ」





なんだか、

いやな予感がして、



授業中も、休み時間も

なんだかもやもや。




そんな時だった、




咲「あなたっ!」


あなた「咲希っ、どうしたん?」




美術室に向かう途中、

咲希に呼び止められた。





そして、こう、言われた。



咲「じーこ、SnowManに加入するらしいで!?」





一瞬で、


体が凍りついたように冷たくなった。



あなた「え… いや、嘘でしょ、それ、ただの、噂で…」


咲「いや、朝、滝沢歌舞伎の記者会見?みたいなん放送してたらしくて、、クラスの子が、みたって。あと…少年忍者の村上…ラ、、」


あなた「村上真都ラウール。」


咲「そう。と、めぐろ、、れん?も。」






嘘やろ、?






絶対にありえないって、


おまなと塾帰り話してたのは、


数週間前のこと。


じーこの加入説なんて、



まったく信じてなくて。







あなた「うそっ… そんなん、ありえへんっ… なんで?グズッ、ヒック、 いやや…なん、で、グズッ …なんで?」

廊下のど真ん中で、


大声を上げて泣いた。




そのあとの授業なんか、

まともに受けれなくて、




たくに、

どんな顔で会えばいいかわからなくて。



今話したら、

怒りをぶつけてしまいそうで。

その日は学校が終わってからすぐ帰って、

急いでスマホを開いたき、



その事実を確認した。








涙が止まらなかった。

わたしの、初めて推したJr.は


向井康二くん。



あなたの笑顔が大好きで大好きで…






わたしは

じーこのうちわをそっと取り出した。





年代順にならべてあるそのうちわは、


ひさびさに見るものもあって、



なんだか胸がキュッとなった。









関西で、


こんなに頑張ってきたのに。










~♪


電話…?


たく、、







あなた「もしもし…?」
拓" あなた、…俺も、最初、受け入れられへんかった。康二くんのことほんまに好きやし、憧れてるし。嫌やった。でも、… っ、 "
あなた「たく、大丈夫。…たくが泣いたらわたし、もっと泣いちゃう。」
拓" 今から会える? "
あなた「ちょっと、いま顔面やばいから、…10分後にそこの公園な?」
拓" わかった。 "



電話を切り、

濡れた頬をそっと拭った。






…しっかりせな。






プリ小説オーディオドラマ