ぴんぽーん
拓「は~い」
がちゃ
あなた「やっほっ♪」
拓「お帰り〜 どうしたん?」
あなた「あんな、ちょっと時間あってん、だから、おみやげ買ってきた!!」
嬉しいそうにおみやげを差し出すあなた。
そんなにこにこされたら、
…ちょっと恥ずかしい
拓「ありがと!どうやった?あ、上がる?立ち話もあれやし、」
あなた「おー ありがと‼︎ お邪魔しま~す」
あなたは家に上がると
ソファーに座り、脱力。笑笑
あなた「さくちゃんがな、ハイタッチしてくれてな…」
拓「え、そ、そっか…すごいね…、」
あなたは自分の右手を誇らしげに見つめている。
相当嬉しかったんだろうな…
あなた「あと…さくちゃん…やっぱ…リア恋ゃ…好きすぎ、、る…」
拓「…え、寝たの?あなた?」
あなた「起きてる…ょ…めっちゃ…楽しかった…」
目を閉じたまま、ふわふわした口調で話すあなた。
なんか、ちっちゃいこみたい。笑
拓「よかったやん。」
あなた「関ジュ…の…こんさぁと、、も…楽しみ、ゃ…」
拓「あなた…//」
あなたの横に座ると、
あなたは少し目を開けて、にこっと笑った。
すぐ寝たけど…笑
寝顔…幸せそう、
母「あなたちゃんどうする?なんか起こすのかわいそうやね笑 うちで預かるか。あなたちゃん家行ってくるから、お留守番よろしく~」
拓「は~い」
はぁ…
やっぱ好きやな、あなたのこと、
ずっと一緒におるのに。
ソファーに置かれたあなたの右手に、
そっと手を重ねた。
拓「一生幼馴染なんかな…」
どうやったら、振り向いてくれるん?
まだまだ…ってことなんかな
どうやったら、
めっちゃカッコいいやんって
おもってもらえるん?
わからへん…
あなた「ん…あれ…私、寝ちゃった…ん〜、」
俺は慌てて手を引いた。
拓「っ…あ、今日はもう泊まってき?お母さん、今あなたのお母さんに言いに行ってるし、、」
あなた「迷惑やないん?」
拓「大丈夫やで。ちっちゃい頃はそんなん日常やったし笑」
あなた「そーやったね笑 つかれた、寝る、とまる、みたいな笑 家隣やのに、帰らんっていう笑」
拓「たしかに笑」
でも、それも結構前のはなしか。
久しぶりやな…
あなた「う、また睡魔が…」
拓「寝ていいで?」
あなた「うん……」
あなたが眠りにつくと、
俺はあなたを抱え、
自分の部屋に行き、ベッドに寝かせた。
あなた「ん、、?…あ、いいのに、、拓哉どこで寝るん?」
拓「あ、起こしちゃった?ごめんな?床に布団敷くから大丈夫やで?」
あなた「ほんまに…?ありがと…」
そう言うと、あなたはゆっくりと瞼を閉じ、
再び、眠りについた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。