拓「あなたさーん、」
ガチ寝やん、
母「髪、乾かしてあげたら?風邪引いちゃう。」
拓「え、う、うん」
…
なかなか恥ずいねんけど、
濡れたあなたの髪を、丁寧に乾かしていく。
さらっさらやな…
てゆうか、、
肩幅狭ない?
…ちっちゃい、全体的に
あなた「ん~、、、かいちゃん、、えへ、」
寝言…?笑笑
あなた、なんでこんなかわいいんやろ…
拓「乾いた…やんな?」
立ち上がろうとした瞬間、
あなたが、俺にもたれかかってきた。
拓「っ!!////」
身動きとれへんやん…
あなた「ん…」
拓「あ、起きた?」
あなた「ぬわぁぁっ!!何この体勢!?」
拓「いや、あの、/// 髪濡れたままやったから乾かしててん、そしたらあなたがもたれかかってきたから…////」
あなたは顔を真っ赤にして
そのまま下を向いてしまった。
あなた「ご、ごめん、、っ////」
これ、1週間か…
理性持たへんって…
あなた「あの、、」
拓「?」
あなた「ありがとっ…」
拓「う、うん、//」
あなた「明日、休演日やっけ、」
拓「そやで」
何しよっかな、
寝る…?
あなた「あなた、部活やから、っ、」
拓「明後日大会なんやっけ」
あなた「うん、最後。引退か、長かった…かな?笑」
拓「頑張ってたやんな…」
無意識に、あなたの頭を撫でていた。
いつもだったら、顔を真っ赤にするあなた。
でも、今は、
何故か黙り込んでしまった。
拓「あなた、、?」
あなた「っ、」
拓「…寂しいやんな、」
あなたは、目に涙を浮かべていた。
あなた「…明日、早めに練習行くから、ごそごそうるさいかもやけど、気にせんでいいから、ゆっくり寝るんやで?」
拓「うん。ありがと」
何て、声かければいいんかな、
あなた「…寝るね、」
拓「うん、、おやすみ」
あなた「おやすみ。」
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拓「ふわぁ…」
ねむ、、
俺も寝よ、
部屋には、ベッドの横に敷かれた布団で
スヤスヤ眠るあなたがいた。
…寝顔、めっちゃかわいいやん、
まつ毛、長いな、
肌、綺麗やし、鼻、ちっちゃ、
あなた「たく…や…ん、すぅ…」
びっくりした、寝言か、
…俺の夢みてるんかな、
ちがうか、
拓「…あなた、好きやで」
俺は、あなたの頬に
そっと、キスをした。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。