第76話

な な じ ゅ う ご ☺︎
5,045
2021/01/01 16:04

あれから数週間、



わたしたちは高校生になった。




たくは学校遠いから、

朝早くて夜遅いし、


なぞのオリエンテーション合宿とやらで、

大阪おらんかったり、、



ほとんど毎日会ってたのに、

会えない日々が続いた。

はぁ、




…会いたいなぁ。



LINEしてみようかな、

いや、

でも、


疲れてるかもやし…







これ、

毎日考えてる、







あなた「っ…」

涙出てきた。

…隣に住んでるから、

いっぱい会えるなんて、


ぜんぜんちゃうやん。





学校違うって、

こんな辛いんやな。


…コンビニでも行こかな、


制服着替えるのが面倒で、

わたしはそのまま家を出た。


 






コンビニでいちごオレをかって、


2人で、

雪を見たベンチに座った。




…なんか、楽しかったな。あの時。





あの日もらったネックレスは

毎日付けてる。


…なんか、

わたしばっかりたくのこと思ってるのかも。




重いかな、





…なんか、眠たくなってきちゃった。




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あなた「ん…」



うそ、外で寝てた。


あれ、?



わたしは、

誰かの肩にもたれて寝ていた。




…まさか、


わたしは、

ゆっくり顔を上げた。







あなた「…たく、?」
拓「ん、おはよ。いちごオレってこんなうまかったっけ?笑」
あなた「何勝手に飲んでるんっ、…っ…グズッ、うぅっ、」
拓「えっ、ごめん!あとでまた買ってあげるから許して?」
あなた「ちがっ…グズッ、会いたかった…グズッ、ヒック、」

涙が止まらなかった。

わたしは、

ぎゅっとたくに抱きついた。





あなた「グズッ、寂しかった、…うぅっ、」
拓「俺もずっと会いたかった。…ごめんな?寂しい思いさせて。」


たくは、

わたしの頭をそっと撫でた。



それが、

妙に安心できて。




すごく、幸せになった。






拓「あ、もうすぐあなた誕生日やん。」
あなた「あ、…もうか、グズッ、って、たくの方が先やん、笑」



わたしの誕生日は4月21日

たくとは2日違い。




あなた「今年、どうする、?」
拓「…もうさ、お母さんたち気付いてると思うねん、笑 だから、今年は2日とも一緒にいよ?2人で。お母さんたちにはなんかごめんやけど、笑」
あなた「っ// うんっ…」


パーティーはいつも、

20日に2人まとめてやっていた。



ちゃんと分けて祝うんは初めてやし、

今年は、2人。




…楽しみすぎる。





拓「帰ろか。」
あなた「うんっ。」


たくは、

立ち上がると、


わたしに手を差し出した。



久しぶりだから恥ずかしくて、

わたしはたくの指の先を、

きゅっと掴んだ。




拓「なにそれ笑笑 ほら、ちゃんと繋ご?」

たくは、

わたしの手をぎゅっと握った。




拓「行くで?」
あなた「うんっ…」


立ち上がり、

いつもの帰り道を歩く。




今にも沈みそうな夕日が映し出した私たちの影は、



幼なじみの頃に見た、あの影より、

ぐっと距離が近づいていた。



…手も、繋いでるし。



ちゃんと、

たくの彼女になれてるんやなって。




なんだか嬉しくなった。


拓「あなた?」
あなた「ん?」
拓「どうしたん?したばっかみて。」
あなた「ううん、なんもないよ笑 …なあ、」
拓「ん?」
あなた「わたし、たくの横好き。笑」
拓「っ// もう、ずっと横いて、?」
あなた「いる、笑」


ほんまに、

ずっと横、おれたらいいな…




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大変長らくお待たせいたしました😢


ぜんぜん更新してない間も、

お気に入りの数増えてて、

ほんとに嬉しいのと申し訳ないのと…



更新は相変わらずゆっくりになると思いますが、

また書けるようになってきたので頑張って行きます!


よろしくお願いいたします😢

          
                     楓菜

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