第2話

2話 目を開けて見た者は…
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2021/08/20 12:30
鬼姫『どのくらいこうしているのだろう』  

鬼姫『そろそろこの暗闇から抜け出したい』

鬼姫『“ヤツら”が来る前に』

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なにか先程とは違う感覚を覚えた

鬼姫『私はどこかに横になっている?』

ザリッ

鬼姫『!?』

鬼姫『手が動いた!?』

鬼姫『地面に横になっている』

鬼姫『目を開けばここが何処か分かる、でも』

鬼姫『開けたくない』

鬼姫『もし目を開けて死んでいなかったら』

鬼姫『コンクリートや、アスファルトの上だったら』

鬼姫『……、いや』

鬼姫『それはないか!』

鬼姫『触った感じゴツゴツしてる』

鬼姫『山にでも捨てられたのかしら?』

鬼姫『いや、そんな面倒なこと、するはずがないか』

鬼姫『寒いなー』

鬼姫「たすけて

???「いいよ

???「たすけてあげる

???「まもってあげる

???「あたためてあげる

鬼姫『っ、』

???「だから………おきて」

パチッ 

私は目を開いた……、見えたのは4つの

鬼姫「火?」

そこには、私を囲むあたためる様に浮かんでいる4つの赤黒く燃える火の玉が“いた”

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