第8話

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2021/07/11 07:16




髪を乾かし終わった後、振り向いてお礼を言った






(なまえ)
あなた
ありがと
樹
ちゃんと自分でも乾かしなね?
(なまえ)
あなた
はい…




髪乾かすの面倒なんだよね…




そう思いながら、樹の隣に座った






樹
でも、髪綺麗だよね?


乾かして貰ったばっかりの髪に触れながら、樹は言った




(なまえ)
あなた
そうかな?
樹
柔らかくて、好きだよ?
(なまえ)
あなた
えっ?






樹の手は、私の後頭部へ移動し、キスをした






触れるだけの軽いキス








なのに、もっと…って思う私が居て





唇と唇が離れて、樹が目が合い





私からキスした…





樹は、避けること無く、




私のキスに応えてくれた







彼との淡白なキスと違って



樹とのキスは、甘ったるくて…



樹に酔ってしまいそうなくらい…






気付けば、キスの合間に声が漏れて





私のアソコが、キュンとして




(なまえ)
あなた
しよ…?




そう呟いてた…






樹は、何も言わず優しい目をして、私を抱いた








行為後…










樹
あなた…
(なまえ)
あなた
じゅ…り…
樹
腹減らない?
(なまえ)
あなた
もう!!雰囲気壊した!!
樹
いや、めっちゃ腹減ったんだもん
(なまえ)
あなた
お腹減ったけど…さ…
樹
飯、行こ?



そう言いながら、頬にキスしてくれた






樹は、そのまま立ち上がり



洋服を着た







(なまえ)
あなた
ちょっと待ってよー!!
樹
待ってるよ?
(なまえ)
あなた
もう…
樹
だーかーらー待ってるってー




そう言いながら、後ろからハグして私の顔を後ろから覗き込む






樹と目が合う






樹
あなた?





名前を呼ばれて…


キュンとして…




樹の唇から目が離せなくなった







樹
どーした?
(なまえ)
あなた
あ、ううん。
すぐ準備するね





何なのこの気持ち…





感じたことのない感覚…







キュンとするような…





でも、少しチクッとするような…






感覚…







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