駅前のロータリーに車を停めた
樹の顔が近付いて来て、キスした
きっと、私はこの言葉を待ってたんだ…
なんだか、樹の言葉にホッとして
涙がこぼれた…
樹と運転を変わり、樹が住むマンションに向かった
樹の家は、片付いてて綺麗だった
樹の部屋には、なぜか筋トレグッズが並んでた
ソファーに座った
樹は、缶ビールを開けてくれた
ビールをひと口飲んだ…
樹と居れば、余計なことを考えずに済む
そんな気がした
先にシャワーを浴びて、髪をバスタオルで拭きながら出た
その後、樹もシャワーへ…
私は、まだバスタオルで髪を拭きながら、ソファーでテレビを見ながらうとうとしていた
気付けば、誰かに髪を優しく触られていて…
それが、とても心地よかった…
そして、唇に柔らかい感触
うとうとしてたはずなのに
私は、その唇を求めてた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!