第7話

story seven
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2018/08/17 13:11
気がつけば、自分の部屋で眠っていた。
くう
あ、起きた?
となりには、くうにいちゃんが座っていた。
頭が重い。
そら
なにしたの
くう
そんな顔で睨むなよ〜
くうにいちゃんがいたずらっぽく笑った。
くう
俺はお前の暴走を止めただけ
そら
暴走とか人聞き悪いこと言わないでくれない?
くう
あの死神、お前のせいで死ぬとこだったんだぞ?
くう
止めない理由がないじゃん
そら
あんな奴、死んじゃえばいいのよ
くう
は?お前それマジで言ってる?
くうにいちゃんが怒った声で言った。
そら
そうだよ、死神なんていらない。あんな奴ら消してやる!
くう
おまえ、それは言い過ぎだ
そら
なによ!くうにいちゃんに関係ないじゃない!!
くう
関係あるから言ってんだろ?
そら
チッ
私は舌打ちした。
くう
それがお兄ちゃんにとっていい態度かよ
そら
うるさいんだよ
くう
は?
そら
いいよ、くうにいちゃんも殺してあげる
くう
なに言ってんの?
私は手から斧を作り出した。
そら
くうにいちゃんなんて邪魔者。殺してやる。
私はくうにいちゃんに向かって斧を振りかざした。
くう
あぶね!!
くうにいちゃんは、素早く避けた。
くう
お前……本気か?
そら
なに、本気以外なにがあるの?
くう
くそ……やるしかねえか
くうにいちゃんも手で斧を作り出した。
くう
怪我しても知らねーからな
くうにいちゃんが私に向かって飛びついて来た。
私は素早くそれを避けた。
そして、私はくうにいちゃんに火の玉を飛ばした。
くう
くっ!
火の玉は命中した。
くうにいちゃんは腕に火傷をした。
くう
くそ……
そら
これで斧は持てないね〜
私は座りこんでいるくうにいちゃんを見下ろした。
そして……
そら
さようなら、お兄ちゃん☆
私は笑顔で斧を振り下ろした。

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