第23話

記憶
272
2020/01/22 07:51
あなた

拓磨は私の幼なじみだったんだ…

あなた

たっくんは拓磨だったんだ…





今まで忘れていた記憶がどっとよみがえる。








バスケを教えてくれたのは拓磨だった。




拓磨のお姉ちゃんが小学校に入学してバスケを始め、拓磨もつられてバスケを始めた。




私は拓磨の真似感覚でバスケを始めた。










ずーっと一緒にいた。

ほんとに仲が良かった。
















でも、別れは突然来た。


拓磨が明日岐阜県に引っ越すと伝えに来た。





拓磨は泣くのをこらえながら手紙を渡してくれた。
拓磨
6年生になったとき、全国大会で会おう
あなた

うん…

そう約束した。

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