第14話

嫉妬2
408
2020/04/06 14:46
あなたside
私は今エイジ先輩につれられて走ってる。
あなた
え、いじ先輩…
エイジ
エイジ
もう少し我慢して
さっきの事があってか少し怖かった。

でもそれよりも…
あなた
手…繋いでる…(ボソッ)
エイジ先輩の手は大きくて暖かくて…
私の心臓は破裂しそうなほどドキドキしてた。
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エイジside
はぁ、ついた。
エイジ
エイジ
ごめん、急に
あなた
はぁはぁ…い、いえ、大丈夫、です…
息を切らしている…強引すぎたかな…
エイジ
エイジ
あとさっき怒っちゃってごめん
あなた
あ、全然大丈夫です!
私が何も考えずにきちゃったから…
エイジ
エイジ
なん…
あなた
俺は何で来たの?って聞けなかった。

だってみっくんに会いになんて言われたら…
エイジ
エイジ
と、とりあえずこれからは1人でうろつかない方がいい。もし俺が来なかったら連れてかれてた。
あなた
は、はい、分かりました!
エイジ
エイジ
みっくん2年4組だから。
あなた
みっくん…?
あなた
あ、そうなんですね!
エイジ
エイジ
うん
エイジ
エイジ
てか、こんなとこ連れてきてごめん
エイジ
エイジ
もう、帰って大丈夫だよ
あなた
あ、はい…さよならエイジ先輩
彼女は少し切なそうに微笑んで帰っていった。
エイジ
エイジ
はああああぁぁ
エイジ
エイジ
失恋なんてはじめて…まぁ人を好きになったのもはじめてか。
エイジ
エイジ
でも…
小さい頃からみっくんに色々譲ってきた。
本当は俺が欲しかったおもちゃも、俺の漫画をみっくんにあげてきた。

それはみっくんを弟のように思ってたから。
大好きだから。

でも今回ばかりは…譲れないよ。

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