【V ×《Jimin】 × jungkook》
前回の続きからです!
ハジメテの方は1話からどうぞ\( ˆ ˆ )/♡
𓅭 < 謝罪
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長い間、更新せずにすみませんでした…。
新生活が始まり少々ばたばたしていて、こちらまで手を回す余裕が作れませんでした…。
ですが、生活に慣れてきて書きたい欲求も出てきたので更新を再び始めていきます☺︎
ぽろわにむの皆様、お待たせしました🌝
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『…いいじゃん、今誰もいないんだからさぁ………』
〈ふふ、てひょんって悪いヤツー…〉
ちゅ、ちゅ、と生々しいほどにキスを繰り返していく恋人のてひょんあと見知らぬ女。
いつも、僕とてひょんあが2人で寝ていた場所なのに。2人で何度も愛を伝えあった所なのに。
どうしてあんな派手でだらしない女がいるんだ。
今すぐに「出てけ!」と言いたいところだけど、始まってしまった行為を止められるはずもないし。こんなドアの隙間からずっと覗き見していたなんて思われたくないし。
…でも見るのは何故か、目が離せない、し。
『っは、……もう、我慢できな、…』
〈いーよ?来てぇ…………っん、〉
カチャ、とベルトに手をかけたてひょんあ。あぁ、もうダメだ。こんなにすぐに恋人の浮気現場を見てしまうなんて。
てひょんあ。僕はいつから間違ってたのかな。もう戻れないのかな。大好きだよ、てひょんあ。……浮気して、ごめんね。
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『…じみな、』
「んぅ……………………ん、」
『そんな格好で寝たら風邪引くよ、』
「…え、」
服を着てない。それに、まだ夜…。
あ、僕、寝ちゃってたんだ……。
「…良かった…」
『良かったじゃない。早く服着て。』
「あ、…うん。」
いそいそと服を着替える。
「…ところでぐくは?」
『帰ったよ。もう疲れたってさ。』
「…そう。」
なんだか喉が乾いたから水を飲もうと思い、ドアノブに手をかける。
『待って、』
後ろからいつもの、優しいてひょんあの声がした。
「…なに?」
声は穏やかに。でも、背を向けたまま。
『…来て、』
その泣きそうな声に思わず振り向くと、ベッドの上でちょこんと座ったてひょんあが待っていた。
「…うん」
てひょんあの隣に一人分空けて座る。
『違う、もっと、こっち。』
ぐい、と腰に手を回されて。
ああ、この格好はもう逃げられないやつだ…。
大好きなてひょんあのバックハグ。もう、逃げられない。
『あのね、』
「……うん、」
『俺、浮気してない、』
「……え」
てひょんあの顔を思わず見つめる。
口と口がくっついてしまいそうな距離にどきまぎしながらも話を続けた。
『…でも、ぐくに話したらそれは浮気だって、だからそうなんだって、』
ぽろぽろと涙を零し始めるてひょんあ。
そっと唇にキスをした。
「…どういうことか、言ってみて?」
出来るだけ優しく。てひょんあを怖がらせないように。
『…ヌナが、じみなのこと、好きで、それで、俺と付き合ってるって知ったら、ヌナ、じみなのこと、無理やり奪おうと、したか、ら………』
「……ヌナ?」
『同じ部署のね、先輩、で。』
「あぁ…。」
『奪うって言うから、ヌナの、こと、止めたら、1回ヤらせて、って言ってきたの、』
「…え」
『1回俺と、ヤれば諦める、って言うから、そうじゃない、と、じみなに何するか、分かんないから……っ、』
うっうっ、と僕の背中に顔を埋めて声を殺しながら泣くてひょんあ。
『全然、気持ちよく、なかった。それに、こんな汚い、俺は、じみなは嫌だと思った、の、……』
「汚い、なんか……」
『ううん、汚い、よ。』
じゃあ、てひょんあのは浮気じゃない…。
でも、どうしてぐく…。
「てひょんあ、それだったら最初から、言ってくれれば…。」
『ううん、しばらくじみなとシてなかった、し。ヌナとシた後に、もうじみなに会えないって、思って、ぐくが、じみなのこと、好きだって言うから、あいつ良い奴だし、俺なんかより、』
「俺なんかより、とか言わないでよ、」
ぎゅ、とてひょんあの腕を抱き締める。
『ごめんね、じみな、…』
「僕こそ、ごめんね、」
『…………キス、してい?』
「ん、…いいよ、」
顔だけてひょんあの方を向けて、バックハグのまま、2人、唇を合わせた。
『っは、………止まんな、』
「……っぅ、…ぁ、」
舌をちう、と吸われればそのままてひょんあから与えられる快感の波に流されるだけ。
『「(……ごめんね、愛してる。)」』
……To be continued
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まだまだ続きます🤤
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!