【V × 《Jimin】× jungkook》
V: 『』
Jimin: 「」
jungkook: 〔〕
前回の続きからです☺︎
ハジメテの方は①・②・③からどうぞ\( ˆ ˆ )/♡
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「…ん、」
目を開くと、そこはいつもの寝室だった。
パジャマに着替えられているし、ベッドにパジャマ以外で寝させないてひょんあの事だから、きっと着替えさせてくれたんだろう。
「…いない。」
左側でいつも寝ているてひょんあは、やはりいなかった。
喉が乾き、キッチンに行って水を飲もうかと思い、部屋を出た。
真っ暗な廊下を進み、きぃ、と音をたてて扉を開ける。
きゅ、とレバーを上にあげ、コップに水を注いだ。
「…てひょんあも飲むかな、」
2つのコップに水を注ぎ、きっとリビングにいるだろう、てひょんあの元へ向かった。
[…じみな、がーーーーーーー、!!]
[でも、ーーーーーー、??!]
[しょうがないだろーーーーなんだから、]
[ーーーーーー!!!]
キッチンで、てひょんあの怒った声が聞こえると思えば、もう1つの声。
「…ぐく?」
まだぐくがいるのか?
もう夜の10時になりそうなのに??
聞いちゃいけないこと…なのかな。
なぜてひょんあもぐくも怒っているのか分からない。
そっと、扉に耳を当ててみる。
『まぁ、でも…協力してくれてありがとな。』
〔別にいいですよ。ヒョン。〕
…ヒョン?
ぐくとてひょんあは元々知り合い?
じゃあさっきのあのよそよそしい態度は何?
頭の中をそんな疑問が駆け回る。
…水を注いだコップの存在も忘れて。
夢中で耳を澄ましていたから、
話に夢中になっていたから、
手からコップが滑り落ちた。
________!
きぃ、と目の前の扉が開く。
『…聞いてたの、?』
僕の目の前にいるいつもの優しいてひょんあは、もう、何処にもいなかった。
……To be continued
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。