第213話

青ver.
1,810
2020/11/28 16:00
福本side

それからどれだけ時間だったのだろうか?1時間くらいたったような気がしてたけど、実際は10分しかたってなかった。


福本「あかんな、これ…こんな顔見せれへんわ」


鏡を見るとそこには、目がパンパンに腫れたブサイクな顔があった。


ガチャ


帰ってきちゃった。今の顔を見られたくなくて、咄嗟に隠れた。


正門「ただいま〜あれ?おらんの?」


必死になって探してくれてる。かわいらしい女の人と歩いてたくせに…勘違いさせないでや…
そう思うとまた、涙が溢れてきた。


正門「あっ、いた!え?どーしたん?なんで泣いてるん?」

福本「まっさんのせいやもん…」

正門「え、、、え?」

福本「まっさん、女の人と歩いてた…」

正門「あ、あれ?ねぇーちゃんやで」

福本「へ?」

正門「今日、ねぇーちゃんと出かけるって言ってなかったっけ?」

福本「聞いてない!」


今度は安心して、涙が溢れてきた。
その顔を見られたくなくて、まっさんの肩に顔をうずめる。


正門「なに?嫉妬してくれたん?かわええな〜」

福本「うっさい////かわいない!」

正門「ほら、顔見せてや〜」

福本「やだっ」

正門「えー、なんでよ〜」

福本「やなの!」

正門「大晴は、どんな顔も可愛ええで」

福本「うっさい/////」

正門「耳まで真っ赤になったで笑」

福本「まっさんのせいやもん」

正門「かわええな笑」

福本「っ////」

正門「チュッ」


耳にキスされた。その拍子に顔を上げると、ほっぺをつままれた。


正門「捕まえたっ(*^^*)」

福本「ひゃいしゅんにょっ!(なにすんの!)」

正門「やっぱりかわええやん。チュッ」

福本「んっ////」


今度は、唇に…
これが僕らの甘い夜の始まりの合図となった。


-----------------------

しばらく更新してなくてすみません!話が思いつかなくて…これからも亀更新にはなると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

プリ小説オーディオドラマ