佐野side
正門くんから誠也くんに大晴が連れ去られたという連絡があって、いまはみんなで車に乗りその大晴がいるという倉庫へ向かう。
正門「ここやんな?」
小島「うん」
リチャ「はよ、行くで」
末澤「うん」
ガチャ
佐野「真っ暗や」
小島「あそこ、電気ついてるで。あそこちゃう?」
正門「そうやな。行こう。」
リチャ「佐野、念の為、警察呼んで。」
佐野「分かりました。」
リチャくんに言われて、誠也くんと倉庫の外へ行き、警察を呼ぶ。
佐野「大晴くん、大丈夫ですかね…」
末澤「お前が泣きそうになってどーする。大晴なら、絶対大丈夫や」
誠也くんが一緒にいてくれてよかった。1人だったら、不安で押しつぶされてしまう。
どうか、大晴くんが無事でありますように。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。