第43話

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2020/05/20 04:29
晶哉side

盗み聞きはあかんってわかってるんやけど、聞こえてしまったからしゃあない…
誰かと楽しそうに話してる大晴くんの声を聞くと胸が苦しくなる。



大晴:恭平と話してるの楽しい!



え?話してるの恭平くんだったん?Aぇ!group以外で大晴くんを狙ってる人。1番の危険人物や。



大晴:俺も好きだよ。



僕は我慢ができず、大晴くんの部屋の扉を開けていた。


晶哉:大晴くん…

大晴:え?まさや!?

恭平:え?なに?まさやが入ってきたん?
ええな〜大晴くんと毎日会えるなんて

晶哉:それは、メンバーの特権ですから!



大晴くんに抱きつく。



大晴:まさやどーしたん?

恭平:ちょ!お前!大晴くんから離れろや!

大晴:ちょっ、ごめん!1回切るな?

恭平:え?ちょっ!



プツッ

晶哉:ごめんなさい…


大晴くんから離れる。僕のために電話切ってくれるなんて優しすぎやろ。


大晴:まさや?どーしたん?なんかあった?

晶哉:僕じゃダメですか?


もう自分の気持ちが抑えられず、伝えてしまった…

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