第4話

~狂った青いお魚さん~((青×桃))
2,884
2019/04/30 03:29
作者:三日月
作者:三日月
こんにちは!作者です!以前のアンケート?で、マサイ×モトキの腐+ホラーを見たい!という意見があったので、書きました!
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モトキside




この部屋に入れられてから、どのくらいが経ったんだろう。


どんなに暑くてもめったに脱がない長袖。身体中についた手の跡。動く度にジャラジャラとなる手錠。どうやら俺が寝ているベットと繋がれているようだな…

この手錠、どうにか外そうとしたけど、絶対にはずれない。

動く度に手錠ご手首に食い込み、痛みが生じる





ーーーーマサイは怖い。
          でも優しい。ーーーー
マサイ
マサイ
モトキー?入るよ。



体が小刻みに震えている。拒否反応を示すかのように…




























 嫌だ、、嫌だ、、また同じ思いをするのは…











嫌だ…



あの笑顔には絶対に逆らえない。何があっても従わないといけない。



マサイは笑顔で俺にご飯を持ってきた。
マサイ
マサイ
はい、食べて!美味しいよ?




マサイはそう言って笑った。





モトキ
モトキ
い、頂きます…








恐る恐るご飯を口に運ぶ。




モトキ
モトキ
美味しい…ね…








俺は力ない笑顔で微笑んだ。
マサイ
マサイ
本当に?良かった~! やっぱり、他の男と話して欲しくないよ、モトキ…
マサイ
マサイ
『俺だけ』のモトキ…そんなに怖がらないで欲しいな…? 俺、悲しくなるよ…
そう言ってマサイは俺の手錠を外す。
 



俺の手首は手錠の跡で赤くなっていた。



マサイside




「話して欲しくない」って言ったけど、実際は「話すな」だ。





手錠をモトキの手首から外した。





日に日に俺のものっていう印が濃くなってる…















すごく嬉しい…






俺は怯えているモトキに、優しくキスを落とした。

手錠で赤くなっている所にもキスを落とす。






モトキは普通にフィッシャーズの動画に出ている。ただ、動画が終わったらすぐに、俺だけしか見れない〕「この部屋」につれてくる。
マサイ
マサイ
ふふ、、ねぇ、モトキ?また『あいつら』と話してたでしょ?
モトキ
モトキ
話してたけど、、、しょうがないよ…メンバーなんだから…
モトキは声を震わせながら言う。
マサイ
マサイ
しょうがない?何でそうなるのかなぁ、、俺だけなの?モトキの事がこんなにも好きなのはさぁ…
モトキ
モトキ
ち、、違うよ、、、?!俺もマサイの事が好きだよ?けど、この愛し方は違うと思う…
俺はモトキの言った言葉に怒りが込み上げてきた。





モトキside





ああ、やってしまった。マサイの目の色が変わった。こうなったらもうおしまいだ。
マサイ
マサイ
そっか手錠そう言う子にはお仕置きが必要だね…




マサイはそう言うと、俺が着ていたパーカーを脱がして、俺を思いっきり叩き始めた。
モトキ
モトキ
痛っ…また叩くの?!何で…何で…
マサイ
マサイ
何でって、モトキが他の男と話すからだろ?モトキは俺だけと話せばいいんだよ…俺だけを見てればいいんだよ…?
モトキ
モトキ
やめっ…てっ…!痛いよ…まさ…い…!



ああ、今日はどれだけ叩かれるんだろうな…






一生この痛みにはなれないな…























前にマサイに聞いてみたことがあった。


何でこの部屋に俺を閉じ込めるのか。


マサイは笑いながら、
マサイ
マサイ
モトキに、俺以外の男と話して欲しくないからだよ?




って、言っていた。




















マサイ
マサイ
わかった?モトキ、俺以外の男と話すと、またこうなるからな?
モトキ
モトキ
わっ…わかっ…たっ…
俺は苦しそうに言う。


身体中が赤くなり、腫れていたり、内出血したりしている。









しばらくするとマサイが焦って謝ってきた。


目の色が戻って、いつものマサイになっていいる。
マサイ
マサイ
ご、ごめんね…!モトキ、痛かったでしょ…?本当にごめん…
そう言ってパーカーを着せてくれた。
モトキ
モトキ
う…うん。大丈夫だよ…



俺は知っている。マサイが怒って手を上げるのは、俺に言うことを聞いてほしいからだと。


俺とマサイは付き合っているが、正直なところ、マサイからの暴力が怖い。
シルクロード
シルクロード
マサイ~?どこにいんの~?



シルクが来てるみたいだ。リビングからシルクの声が聞こえた。
マサイ
マサイ
ごめーん!シルク今行くねー!
マサイがシルクにそう言い、俺の方を向いて笑って言った。
マサイ
マサイ
じゃ、モトキ、行こっか?『俺だけ』のモトキ…
モトキ
モトキ
う…うん、行こっか…

俺とマサイはシルクの元へ行くために「この部屋」を出た。まだ身体中が痛い…
シルクロード
シルクロード
おお!モトキも来てたのか!
シルクロード
シルクロード
そういえばさ、今モトキと出てきた部屋って、何の部屋?
シルクが不思議そうに聞く。
マサイ
マサイ
特になにもないよ?それよりさ、シルク、動画撮らない?
シルクロード
シルクロード
そうだな~…モトキは大丈夫か?動画出れる?
モトキ
モトキ
えっ…?何で…?
シルクロード
シルクロード
なんか、疲れたような、、怯えたような顔してるからさ…





シルクはやっぱり鋭い。流石だな…
モトキ
モトキ
ううん、大丈夫だよ、




俺は無理して笑い、そう言った。
シルクロード
シルクロード
そうか、、ならいいんだけど…じゃ、動画とるか!



シルクはそう言うと、動画をとる準備をし始めた。
 












ねぇ、シルク。助けて…マサイが…







マサイが怖いよ…

 怖くて仕方ないんだよ…



助けて…
シルクロード
シルクロード
モトキ?どうした?動画とるぞ?




俺が見ると、いつもの笑顔でマサイが俺を手招きしていた。シルクも動画の録画ボタンを押そうとしている。
モトキ
モトキ
あー、ごめん!今行くねー!




俺が位置につくと、動画を撮影し始めた。
シルクロード
シルクロード
どうも!フィッシャーズのシルクです!
マサイ
マサイ
マッサァーイ!
モトキ
モトキ
モトキでーす!






また、「あの部屋」に連れてかれるんだろうな…またマサイに叩かれる…











俺が横を向くと、マサイが笑顔で俺を見てきた。あの笑顔が今は怖い。







俺はひきつった笑顔でマサイに笑い返した。
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作者:三日月
作者:三日月
あんまり、腐じゃなかったかも、、すいません(笑)

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