私は親に暴力を振られていた
いつもいつもどんなことをしても
でも……ある日私はもうどうでもよくなった
私はもう何も信じれない心もなくなった
私が4歳くらいになったある日父が
お見合いをするといいだした
でも私はどうでもよかったからはいとしか言わなかった
お見合い相手は五条さんっいうかっこいい男の子らしいでもどうでもよかった
でも縁談が決まってお見合いの前夜父は
イライラしながら帰って来た
どうやら五条さんの息子が断ったらしい
まぁどうでもいいけど
私がもう16くらいになった時私の父は
働くのを辞め、家からもでずただ私に暴力を
ふるか携帯を見るか寝るか酒を飲むかだった
でもどうでもよかった
そして久しぶりにおつかいをたのまれた
その帰り後ろに気配を感じたがどうでもよかった
だって誰に私が知られようともうどうでもよかった
そして私は家に入り気配は消えたが
でもいつも通り言われたものを買ってきたが
タバコとビールは買えなかった……
その事を言うとなんでか、殴られた
もう痛くもないし痒くもないし涙も出なくなった
すると急に父の手と足からボキッと変な音が微かに聞こえた
急に大きな声で叫ぶからただびっくりした
そしたら何故か私のせいにされた術式を使ったとか言い出した
でも私は……
術式が、もうひとつあることを知っていた
そう私は術式を2つ使えた
1つはいちばん強い術式相手の考えてること今しようとしていることが全て分かる術式
2つは上手く使いこなせない相手を操る術式
でもこれは使いすぎるとどこかの骨が折れる
こんな術式を確認するために幼少期は何度も
練習させられた
でもそれは私のような人にしか使いたくなかった
そんな時なかなか外に出なくなった父が
少し震え気味に外に出ていった
まぁどうでもよかったからきにしなかった
そうして3時間ほどたったくらいか父が帰ってきた
父は喜びを隠せず私に言ってきた
五条さんが昔の話だがお見合いをまたしてくれないかと頼んできたらしい
それはもちろんOKした父だが私にもし
告白やプロポーズでもされたら絶対にはいと言えと蹴ってきた
もちろん私ははいとだけ言った
そして当日私はしばらく廊下で待ち
五条悟というそこそこかっこいい人がいた
その人が私に会いたかったというような目で
私を見た
でも私はもう感情がなかったからただ無視してしまった
でもその五条悟という人は自分の父に
私を自分の部屋に連れて行っていいか聞き
お許しを得たようで五条悟さんは私を部屋に連れて行った
綺麗な部屋だったサングラスでスーツ姿の
五条悟さんは急に真面目な顔をして言った
私が好きだと流石に感情のない私でも
体が勝手に動いたビクリと
私は父に言われたようにただはいとだけ言ったが五条悟さんは私が言わされていることに
何だか目の奥がキラキラしていた
なんにも思わなかったが何故か不思議に思った
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。