第7話

🐍✧‧˚✧‧☪·̩͙ VI
4,433
2021/04/11 14:45















私とドラコはとりあえずキャビネットを直した。









相当古いものなのか、全く直る気配がない。









前の話のせいか、少し空気が重たい。










あなた
..........ねぇドラコ
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
................何だ
あなた
..........明日ね、スラグホーン先生にパーティーに招待されたの。
あなた
良かったら一緒に.......
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
行かない。
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
そんなことをしている暇があったらキャビネットの事を考えてろ。
あなた
そ、、、か、だよね、ごめん.......






一人でなにを楽しもうてしてるんだ私は.......







そうだよ、楽しむために学校に来たんじゃないんだから。







パーティーには私も行かないでおこう




















そして数日が経った。









相変わらずキャビネットは直らない。









中に入れてみた小鳥は死んで帰ってくるし..........









ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
もう無理だ.......
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
僕には、もう..........
あなた
ドラコ..........







俯いて哀しい顔をして涙を流していた。






震えるドラコの肩をそっ、と抱き寄せる。





あなた
もう逃げよう.......全部捨てて.......こんな大変な思いしてまで私たちにする義務はないよ.......
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
駄目だ、そうはいかない.......
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
もう______















哀しい冷たい目を向けられた。















ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
放っておいてくれ__






すまない、顔を洗ってくる、と洗面台に向かう。







違うよドラコ................







貴方は悪くない...................





















どうしたら頼ってもらえるだろう、と頭を悩ませる。








すると奥から爆発音が聞こえた。







あなた
ドラコ!?







何の音か、くらいすぐに分かる。










戦ってる。誰かがドラコと____













あなた
ドラコ..........ッ
ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ
あなた__!?






相手の杖がドラコに向けられる。










防衛の呪文を唱える暇はない、










私は杖とドラコの間に飛び込んだ。
























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