第7話

フード
1,466
2019/11/30 15:50
パーカーのサイズが大きいから

フードをかぶせられると

鼻まで隠れて前が見えない。

だいちゃんの方を見ようと

左に顔を向けようとすると、

唇が一瞬あたたかくなった。
y o u
y o u
、、ん
大 吾
大 吾
かわいい
y o u
y o u
大ちゃん、見えない
大 吾
大 吾
見えんくてええの
そういってまたキスをされた。

何回も何回も繰り返される。

前が見えない分、いつもよりどきどきする。



大ちゃんの片手がフードの中に入ってきて

首の後ろに添えられた。

冷えてしまった大ちゃんの手は冷たくて、

びっくりした。
y o u
y o u
きゃっ

口が開いた瞬間、舌が入ってきた。

角度を変えながらひたすら深いキスをされる。

苦しくなって顔を離そうとしても、

首を押さえられてて逃げれない。

大ちゃんの胸をトントントン と叩いた。

大ちゃんはゆっくり顔を離してくれた。

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