宇賀辺……凜先輩!!!
ずっとーずっと会いたかった。
だけど会えなかった、校内探してもいなかったから
夏夢の大声を聞いて振り替える宇賀辺先輩。
相変わらず、猫耳のついたフードを被っている
イヤホンを外しながら振り替えるなり
追いかけてきたのが夏夢だった事を知り
ビックリする
凜は少し照れ臭そうにお礼を言った
夏夢は受け取ったTシャツを胸に抱き締め
何よりも嬉しそうな笑顔を浮かべた
凜は頬を擦りながら答えた
本当に…そのキレイな顔立ちも、キレイな肌も
ケンカとか下らないことで傷つけてほしくない
私はー……先輩のこと守りたいのに。
そして、凜は立ち去ろうとした
何度も夏夢に呼び止められ、笑いながら振りかえる
夏夢がそう叫ぶと、凜は夏夢の頭を撫でた
そして凜は夏夢と凜のおでこをくっつけ言う
その言葉に顔が熱くなっていく
どうしようもなく、慌てふためいていると
後ろから叫び声が聞こえてきたー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!