第15話

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2020/03/08 18:23
−翌日−


今日は昼から撮影のため朝はゆっくりと部屋で過ごすことにした

すると突然なったスマホ

プルルル、プルルル

画面には大きく【與真司郎】と出ている


『あ、…』

出ようか出ないか迷ったが、さすがにここで無視するわけにはいかず

電話に出た

『もしもし、』

與「あ、もしもし?今日昼から撮影やんな」

『はい、そうですよ、』

「今からどっか回らへん?」

『えっと…』

ほんとはすごく行きたい、

でも、真ちゃんと会ってしまったらますます好きが増してしまう…そう思った

『すみません、まだ少し仕事が残ってて…今回はやめときます』

與「そっか…分かった、ごめんな、」

『すみません、せっかく誘ってくれたのに』

與「ええよ、仕事やったらしゃーないわ、がんばってなまた誘うな」

『はい、ありがとうございます』

そう言って電話を切った

もちろん仕事なんて終わらせているし、真ちゃんと一緒に回りたい

でも好きが溢れてしまうことが怖い、

とは言っても昼から撮影が入っているので結局会ってしまう、

と、色々考えているといつの間にか準備をしなくてはいけない時間になっていた

『準備しなくちゃ、』

今日は、雰囲気を変えて髪を少し巻いて前髪を横に流し、青のリボンで止めてみた

『よし、今日も頑張ろ…』

そう心の中で言い聞かせて撮影場に向かった

撮影場にはまだ真ちゃんは来ていなくてスタッフさん達が撮影の準備をしていた

『こんには!』

△「お!あなたさん、なんか雰囲気変わったね、笑 良い感じじゃん笑

『ほんとですか?笑 今日ちょっと巻いてみたんです笑』

するとそこに真ちゃんが現場入りした

與「あ、あなたちゃん雰囲k…」『あ、私それしますよ!』

真ちゃんの声も聞かず仕事にとりかかった

聞いちゃったら忘れそうに無いから…

その後も何度か声をかけられたがそのたびに避けてしまった

自分でも悪いことをしていると思ったけどこの気持ちが消えるまでは…

と、我慢をしていた、、、







しかし、

避けていることは真ちゃんも分かっていた

だって、こんなにわかりやすく避けているのだから、


結局、真ちゃんと1回も直接喋らないまま1日を終えた



翌日、

撮影場に向かう途中、運悪く真ちゃんとはちあわせになってしまった

『あ、…』

一瞬戸惑った、でもそのまま進もうとした…

    しかし、

  “パシッ”

『わっ、⁉︎』

横を通るとき真ちゃんに腕を掴まれた、

『っ…』



與「なぁ?何で避けてるん?」


その声はいつもの優しい声ではなく少し怒ったような声だった

『……いや、…』

與「いやって何?何で避けてるん?って聞いてる」

『…何でも、ないです、…』

與「そ、もうええわ…」

といって少し悲しそうに腕を離し、歩いて行った



ほんとは伝えたい、でも伝えきれない

この気持ちは抑えれば抑えるほど強くなっていった、







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