第103話

3,223
2022/06/08 13:50
ソクミン
サンドイッチだけで足りる?
u
全然足りてますㅎ
ソクミン
お茶も飲むんだよ〜
u
ありがとうございますㅎ


今はバイトが終わってイートインで食べている。

ソクミン先輩はカフェラテを飲みながら
ロールケーキをひとくち。

さっきイェソさんが来たことは言わなくていっか。



ソクミン
ん、なんかあった?
u
どうしてですか?
ソクミン
考え事してそうな顔してる

鋭い…もう表情変えられなくてカチコチになっちゃう


u
なんでもないですㅎ
ソクミン
んー、そっか
ソクミン
あなたちゃんのこと知りたい…ダメ?
u
、また今度言いますㅎ

頷いて優しい笑顔。
そのままサンドイッチを頬張っている私の肩に
頭を預けている。


u
また、悲しいんですか?
ソクミン
んーん、今はこうしてたくて

フワッと香るシャンプー。いや、香水かもしれない。

この時間が長く長く続いたらいいな…


u
ロールケーキ、もらっていいですか?
ソクミン
うん、食べて食べてㅎ

時々先輩にも食べさせてあげて、
少ししてからコンビニを出た。



u
ごちそうさまでした
ソクミン
こちらこそ、一緒にいてくれてありがとう
u
もうおうちに?
ソクミン
うん…ㅎ


あぁ、違う、これからイェソさんのところに行くんだ。


u
じゃあまた学校でㅎ
おやすみなさい
ソクミン
うん、おやすみ




バイバイをして少し歩いていると
先にある街頭に人がいる。



u
わ、また待ち伏せですか?
ミンギュ
え、待っててあげたんだけど
u
チョコ、食べます?
ミンギュ
アイスがいい
u
わがまま…
ミンギュ
もっかいコンビニ行ってアイス買って帰ろ!
u
もぉ…


引かれる手。
大きなミンギュ先輩。

私を心配してくれているらしい。



ミンギュ
戻ろ、うん、戻ろ!
ミンギュ
カップの買ってあげるけど
u
行く〜!
ミンギュ
レツゴー!


戻ろ、って意味があった。

私がソクミン先輩とこうなる前に戻ろう、
そう聞こえた。

私だけがそう感じた。





u
バニラナッツ
ミンギュ
おけ、俺はチョコ
u
もう、ミンギュ先輩といるといつも帰るの遅くなります
ミンギュ
はー?ソクミナといたくせに何言ってんだか
u
そのまま帰れたら遅くないです
ミンギュ先輩がいるから!時間が倍です
ミンギュ
アイスいらない?
u
くださいごめんなさい
ミンギュ
でもさ、俺といる時間はさ、
いやじゃないでしょ
u
嫌じゃないです、だって、アイス買ってくれる
ミンギュ
やじゃないならいいじゃん


ニカっと笑って見える犬歯。

結構いい人。

早くソアと付き合ってほしい。













ミンギュ
そういえば知ってる?
u
なんですか〜?


帰りながら食べるアイスは美味しいけど
カップなので食べにくい



ミンギュ
ミョンホ、ソアちゃん好きなんだって
u
え?
ミンギュ
早く付き合えばいいのにな^^
u
((^^;



今日はソアからミンギュ先輩が好きだって聞いて、
イェソさんに会い、
ミョンホ先輩はソアが好き…だって?



u
ミンギュ先輩は誰が好きなんですか?
ミンギュ
えー、俺?いたらすぐ付き合えてると思う
u
あー、そうですか〜^^


ミンギュ先輩好きな人いないじゃん、
じゃあソアアタックしなきゃじゃん!



ミンギュ
ミョンホとソアちゃんはお似合いだと思うけど、どう思う?
u
へ?あ、はいはい
ミンギュ
え、なんで流すの



な、何も入ってこない。




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